コーティング・塗膜におけるレべリング剤の調製と平滑性コントロール

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本セミナーでは、平滑性を上げるための基本技術から解説し、添加剤の構造と機能、表面自由エネルギーの制御、添加剤選定・使用のポイント、顔料分散剤で平滑性向上、平滑性の測定方法まで詳解いたします。

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プログラム

大面積のコーティングから3Dプリンティングなど微細な塗布まで、平滑性の課題は多い。膜が薄い場合には、素地・基材への濡れと表層 (空気との界面) の制御の両方が問題になる。さらに液状のものを塗布するのであるから、パターンや膜厚に関係する粘性も、平滑性に影響を与える。塗布されるものが粉であっても、溶融時の粘性や粒子同士の凝集なども平滑性への阻害要因となる。フィルムのように透明性の要求される場合には、さらに材料の相溶性なども考慮しなくてはならない。  ここでは平滑性を向上させる添加剤技術を中心に解説する。

  1. 平滑性を上げる基本技術
    ~阻害要因はなにか?どのようにして平滑性を上げるか?~
    1. 基材への濡れの向上
    2. 表面張力と平滑性
    3. はじき防止・スリップ性・撥水性などの付加的機能
  2. 添加剤の構造と機能
    ~表面調整剤の構造をわかりやすく説明する。~
    1. ポリシロキサン系
    2. アクリル系
  3. 膜の表面自由エネルギーを上げる添加剤
    ~従来は表面張力を下げるのだけだったが、上げることも可!~
    1. 液の表面張力と膜の表面張力 (表面自由エネルギー)
    2. 添加剤による易洗浄性・超親水性の実現
  4. 添加剤選定のポイントと使用上の注意点
    ~透明性、熱安定性、塗り重ね性など、構造と対照して解説する。~
    1. 相溶性・活性度
  5. 顔料分散剤による平滑性の向上
    ~粒子の凝集を無くし、ニュートニアン流動にすることで平滑性を向上!~
    1. 分散剤の構造とその特徴
    2. 水系・溶剤系での事例
  6. 平滑性の測定方法
    ~光沢・ヘイズ、ゆず肌など仕上がり外観を数値化する手法を解説する。~
    1. Wave scanを用いた測定
    2. Haze Gard iを用いた測定

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

受講料

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