本セミナーでは、平滑性を上げるための基本技術から解説し、添加剤の構造と機能、表面自由エネルギーの制御、添加剤選定・使用のポイント、顔料分散剤で平滑性向上、平滑性の測定方法まで詳解いたします。
大面積のコーティングから3Dプリンティングなど微細な塗布まで、平滑性の課題は多い。膜が薄い場合には、素地・基材への濡れと表層 (空気との界面) の制御の両方が問題になる。さらに液状のものを塗布するのであるから、パターンや膜厚に関係する粘性も、平滑性に影響を与える。塗布されるものが粉であっても、溶融時の粘性や粒子同士の凝集なども平滑性への阻害要因となる。フィルムのように透明性の要求される場合には、さらに材料の相溶性なども考慮しなくてはならない。 ここでは平滑性を向上させる添加剤技術を中心に解説する。