本セミナーでは、異種材料の接着技術の基礎から解説し、ゴムと金属の直接架橋接着方法、間接接着法、金属と樹脂の接着について詳解いたします。
もの作りは製品設計、組み立てそして機能性を発現させるための複合化技術が重要な役割を担っています。自動車部品、情報電子部品に関わるプラスチックやゴム製品は製造の簡素化、コスト低減のために接着技術を応用することによって成し遂げられています。 本講座では、異種材料の接着の接着過程における「ぬれ」、流動過程、接着界面形成、接着破壊過程等の理論を解説し、接着技術の基礎を理解していただきます。ゴムと金属の直接架橋接着方法、間接接着法そして金属と樹脂の接着を紹介します。接着物の界面の劣化に及ぼす緒因子について事例を交えて接着破壊メカニズムを紹介します。 シランカップリング剤を用いた接着物を製造する上での接着メカニズムを解明すると共に、材料の表面性状に及ぼす洗浄工程の影響をXPS、接触角測定、FT-IR測定結果から解説し、現場における材料管理について説明します。各種シランカップリング剤の処理条件と反応性と反応量についての実験例を紹介します。 製品応用への展開が図れるようにトリアジン系化合物による異種材料の接着技術を紹介します。