次世代自動車の部品業界はレッドオーシャンとなる。この次世代自動車への商戦を生き抜くためには、2020年から始まる次世代パワー半導体に係る技術が鍵となる。トヨタは炭化シリコン (SiC) パワー半導体を搭載することを明言しており、この技術変革に対して、どの様な部品、材料が要求されるかが未だ不明瞭である。
本セミナーでは、この技術指針に対して、トヨタの4代目プリウス用PCU、並びにボッシュ製DC – DCコンバータを分解することで、次世代車載用電気機器における技術動向を読み取っていく。
- トヨタ・プリウスの歴史
- 初代プリウスから4代目プリウスの違い
- プリウスにおける大きな技術変革
- 3代目と4代目プリウスの大きな相違点
- プリウスにおけるPCUと車両構造の関係
- 代目プリウス用PCUの分解解説 (上層部~中層部)
- 4代目プリウス用PCUの全容
- 制御基板とゲート駆動回路 (上層部)
- パワー半導体と平滑キャパシタ (中層部)
- チョッパ用インダクタと平滑キャパシタ (中層部)
- 歴代プリウスにおけるパワー半導体の進化
- 代目プリウス用PCUの分解解説 (下層部)
- 補機類用DC – DCコンバータ
- DC – DCコンバータに使用されるパワー半導体
- DC – DCコンバータに使用される受動素子
- 2代目プリウス用DC – DCコンバータとの相違点
- 代目プリウスと4代目プリウスとの相違点
- 各PCUの諸元比較
- パワー半導体冷却方法
- 平滑キャパシタ設置位置
- 平滑キャパシタ容量の違いとその意図
- SiCパワー半導体のPCU適用予想
- 車載用SiCパワー半導体のスイッチング周波数予測
- 車載用SiCパワー半導体の冷却方式予測
- 車載用SiCパワー半導体の目的は小型化か高効率化か?
- SiCパワー半導体は2020年以降も車に載り続けるか?
- 欧州の48V電源システム車 (マイルドハイブリッド車) の動き
- 車載用48V電源システム車の概要
- 48V電源システム車の最前線
- 48V電源システム車の歴史
- 48V電源システム車の戦略
- 48V電源システム車とPHVの戦略の違い
- 欧州の車載部品メーカの動き
- ボッシュ製DC – DCコンバータの概要
- コンチネンタル製DC – DCコンバータ
- Valeo製回転機のインバータ
- デンソー製回転機と欧州勢との比較
- ボッシュ製DC – DCコンバータの分解解説
- ボッシュ製DC – DCコンバータの回路方式
- ボッシュ製DC – DCコンバータの使用部品
- ボッシュ製DC – DCコンバータのパワー半導体
- ボッシュ製DC – DCコンバータの制御方式
- 総括