今後10年の化学産業の方向性とマイクロリアクター技術が与えるインパクト

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プログラム

現在の国内化学産業の現状と課題を整理し、今後求められるサービスも含めた化学生産技術の方向としてモジュール型生産を提起する。次に、これを支える中核技術としてのマイクロリアクター技術に関して、その利用ロジックと効用を機能別に実施例を示しながら講述する。さらに、世界におけるこれまでの開発事例、最新動向を紹介し、マイクロリアクター技術の現状の実機としてのポテンシャルを考察する。最後に、化学産業における向こう10年のキーワードを示し、各キーワードに求められるイノベーションを述べるとともに、マイクロリアクター利用の今後の展望について可能性を示す。

  1. 今後の日本の化学産業は?
    1. 現在の化学産業を取り巻く課題
      • 国内ナフサ供給減
      • CO2削減
      • 新興国との競争激化
    2. 世界の化学製品の将来トレンド 主要化学産業の製品マップの変化
    3. 自立分散型プロダクトエンジニアリングの必要性
      • サービス
      • 製品
      • 生産技術のモジュール化
  2. マイクロリアクター技術はどう使えるか?
    1. マイクロ空間利用の論理
    2. マイクロ混合の論理とそれに基づくミリ秒完全混合モジュールとして
      • ナノ粒子物性の多元制御
    3. マイクロ空間での高速伝熱デバイスとして
      • 10000℃/sの昇温特性,伝熱係数が従来の50倍に
      • 素反応レベルでの厳密フロー合成への応用
      • モジュール集積型コンパクト装置の可能性
    4. 本質安全モジュールとして
      • 爆発しない空間で過酷な条件での反応操作
    5. 界面制御による高効率分離モジュールとして
      • 連続液液抽出、気液吸収への適用
  3. マイクロリアクターの生産プロセス化の現況
    1. 適用分野
    2. 国内外での開発の動向と実用化例 (数万トン/年まで)
      • 医薬品、各種機能製品、エネルギー関連など欧米の開発状況を詳述
  4. マイクロリアクター技術利用の将来展望
    1. 向こう10年のキーワードは?
    2. Connected Industryを支える技術としての可能性
    3. バイオプロセッシングのキーテクノロジー
    4. IoTを取り込んだモジュール生産への展開の可能性
  5. マイクロリアクター利用する際のQ&A
    • 受講者からの質問、疑問に対して、詳細に追加資料の提示も含め説明

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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