本セミナーでは、費用の配賦と収益管理の考え方、不確実性を伴うリスクの考え方など、研究開発を推進・管理する上で必要な考え方やスキルについて解説いたします。
近年の日本の製造業は、自動車の海外開発展開、電気・電子の没落と構造的な変化に直面しております。それとともに、研究開発においても、イノベーションの重要性の再認識、効率化の推進、海外開発の進展、外部企業との共同開発や新技術の導入、など、色々な課題を抱えております。 一方、研究開発は、投資であるのに、会計的には、費用とみなされるため、費用と効果を踏まえた進め方など、まだまだ定着しておりません。また、集中と選択や海外での開発を進める場合は、収益性の把握や移転価格の問題など、費用の把握に関するものが出てきております。 ここでは、これらの研究開発が抱える課題を見据えながら、投資の考え方、費用の配賦と収益管理の考え方、不確実性を伴うリスクの考え方、など、研究開発を進める上で、あるいは管理するうえで必要な考え方やスキルを学ぶことを目的とします。