(2017年9月12日 10:00〜11:30)
周到な市場・環境分析に裏付けられたSTP (セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング) は、医療用医薬品マーケティングにおいても戦略・戦術上の要として最も重要な要素でありプロセスでもある。 STPとは有機的な三位一体を成すべきであるが、実際には不十分な現状分析や市場理解、一貫性やバランスの欠如、理論偏重のマニアックな検討や構築によって、実効性を伴わない事例がしばしば見受けられる。とりわけ、ターゲティングは単にプランニング過程での標的顧客 (医師と患者) の選定は言うまでもなく、実践面での標的顧客へのリソースと活動の集中が製品の成否を大きく左右する。 本講では、若干の自らの経験と事例を踏まえながら、医療用医薬品マーケティングにおける要としてのSTPの意義と重要性、プロセス、具体的実践とそのポイントについて共有・議論したい。
(2017年9月12日 12:15〜13:45)
ハイポテンシャルな医師には、臨床的 (保有患者数・処方数) および研究的 (KOL・インフルエンサ) という大きく2つの類型が考えられる。それぞれの類型において、どのような方法論でハイポテンシャル医師である、ということを選定出来うるか、実事例をもちいて方法論を検討する。 臨床的には実診療患者数に基づく統計的な推計モデル、KOLにおいては執筆論文情報に基づく、医師間の関係性 (ネットワーク) を可視化する方法論をご紹介する。
~導入期・成長期を中心に~
(2017年9月12日 14:00〜15:30)
競合が激化する市場の中で、MRの少ない資源 (時間、費用) をどこに、どのように配分すれば勝てるのか、「勝つ仕組み」「勝ちパターン」について、ランチェスター戦略の活用方法を習得していただきます。
(2017年9月12日 15:45〜17:15)
本社で立てた戦略が、現場にうまく伝わらない、浸透しない、実行されないという悩みは、企業を超えてブランドマネージャー (製品担当マーケター) が抱える共通の課題です。 これを克服して行くためのヒントを、インターナルマーケティング (企業内部へ向けたマーケティング) およびマイクロラーニング (現場における短時間での学習機会) という新たな観点からご紹介します。