第1部
攪拌機の選定と高速攪拌技術
(12:30~14:15)
攪拌・混合操作は汎用プロセス操作であり、その目的は、混合、分散、物質移動、反応、伝熱など多岐にわたる。
その操作に用いられる攪拌機は、化学、食品、医薬をはじめ、環境、バイオ、エネルギー等各分野で、研究開発から実生産に至る様々なプロセスで使用されている。
本講演では、攪拌機の種類と目的を解説するとともに、高速攪拌機におけるスケールアップの考え方と新しい攪拌方式について紹介する。
- 攪拌機の種類と用途、選定のポイント
- 攪拌の目的
- 低速攪拌機
- 高速攪拌機
- 複合型攪拌機
- 選定にあたって
- 高速攪拌機のスケールアップ
- 研究開発から生産機に至るスケールアップの考え方
- スケールアップの前提条件
- スケールアップファクター
- データ収集
- 新たな攪拌技術 (薄膜旋回型高速攪拌機) について
- 原理と特徴
- 適用事例
休憩 (14:15~14:30)
第2部
撹拌操作におけるトラブル事例とその対策
(14:30~16:15)
撹拌操作は均一系から液液、固液、気液撹拌と多岐に亘っており、翼の選定や運転条件を誤ると、製品品質だけでなく操作時間の増大や付着問題なども含め各種トラブルが発生する。
本セミナーでは、これらトラブル事例を紹介すると共に、解決に向けたアプローチ方法を具体的な事例も交え解説する。
- 撹拌装置の概要
- 撹拌翼の選定
- 撹拌レイノルズ数
- n・θm-Re曲線の利用方法
- 乱流撹拌翼の特性
- 不均一系低粘度液撹拌
- バッフルによる流動特性値の変化
- トラブル事例と解決
- トラブル時に明確にすべきこと
- 固液撹拌トラブル
解決例1~3
- 液液撹拌トラブル
解決例1~2
- 気液撹拌トラブル
解決例ならびに実機における改造例
- 粘度が変化する系のトラブル
解決例ならびに実機における改造例
- 高粘度撹拌のトラブル
- スケールアップ時の事例と改善策
- 基本的なスケールアップ手法
- スケールアップ時に発生するトラブル
各操作に対するスケールアップ手法1~3
- スケールアップ時の注意点
- 改造例
- 伝熱上のトラブル事例と改善策
- 伝熱に起因するトラブル
- 伝熱方式の紹介
- 伝熱係数 (U値) の改善
- プロセス流体側境膜伝熱係数の向上
- 伝熱壁伝熱係数の向上
- 熱媒体側境膜伝熱係数の向上
- プロセス流体側汚れ係数の向上
- 熱媒体側汚れ係数の向上
- 高粘度液の伝熱