ガラス代替透明樹脂の耐熱性、柔軟性向上技術

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会場 開催

本セミナーでは、フレキシブル有機EL、車載タッチパネル向けフィルム・レンズ・コーティング剤の高屈折率化、耐擦傷性向上の設計指針を解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 シクロオレフィンポリマーの特性と機能性付与

(2017年8月31日 10:00〜11:20)

  1. 透明プラスチック基板の概要
    1. 開発背景
    2. 特徴と課題
    3. 開発ターゲット
  2. 透明プラスチック基板材料としてのシクロオレフィンポリマー (COP)
    1. シクロオレフィンポリマー (COP) とは
    2. 光学特性
    3. 耐熱性
    4. 水蒸気透過性
    5. 耐衝撃性
    6. 低吸着性
    7. 微細転写性
  3. シクロオレフィンポリマーの応用

第2部 アクリル系透明耐熱ポリマーの材料設計

(2017年8月31日 12:00〜13:20)

  1. 耐熱透明ポリマーの設計
    1. 汎用ポリマーの高機能化・高性能化
    2. アクリル系ポリマーの高機能化へのアプローチなど
  2. 精密ラジカル重合によるマレイミド系ポリマーの材料設計
    1. ポリマーのシークエンス制御 (共重合の精密配列制御)
    2. 高耐熱透明マレイミド系ポリマーの構造設計と物性評価
    3. 有機無機ハイブリッド型の高透明ポリマー材料の開発
    4. マレイミド系熱硬化樹脂の新規開発
    5. マレイミド共重合体の光学材料への応用など
  3. その他の高透明ポリマー材料の高耐熱化
    1. アダマンタン含有ポリマーの合成とポリマーの特徴
    2. シクロアルキル基の導入によるアクリル系ポリマーの耐熱化
    3. ポリフマル酸エステルの合成とポリマーの特徴
    4. ラジカル重合による透明耐熱ポリスルホンの合成と特徴

第3部 新規透明強靱ポリマーの開発

(2017年8月31日 13:30〜14:50)

  1. 強靭ポリマーネットワークの合成とフィルムの作製
    1. 環化重合による強靭ポリマーネットワークの合成
    2. ポリアクリロニトリル
  2. 透明強靭性強靭フィルムの力学特性
    1. フィルムの動的粘弾性
    2. フィルムの応力ひずみ曲線
    3. 折り曲げ強度

第4部 グリコールウリル、イソシアヌル酸誘導体による樹脂の透明・高耐熱化技術

(2017年8月31日 15:00〜16:00)

  1. イソシアヌル酸、グリコールウリル骨格について
    1. イソシアヌル酸骨格の特徴
    2. グリコールウリル骨格の特徴
    3. 官能基の導入
  2. 樹脂架橋剤としての使用
    1. 透明耐熱性樹脂
    2. 透明樹脂の高耐熱化
    3. 樹脂への異種官能基の導入
  3. エポキシ樹脂改質剤
    1. 液状高耐熱エポキシ樹脂改質剤
    2. 低温硬化、高耐熱エポキシ硬化剤
    3. カチオン硬化エポキシ樹脂改質剤
  4. その他樹脂改質剤
    1. シリコーン樹脂への適用
    2. アクリル樹脂への適用

第5部 フルオレン骨格による樹脂の高屈折、高耐熱化

(2017年8月31日 16:10〜17:30)

 光電子材料では小型化・軽量化・高画素化・高耐久化などのトレンドが今なおある。アプローチの例として、フルオレン骨格を有する光学樹脂の特性・成形性及び応用事例について紹介する。特に高屈折、高耐熱、高流動性などの特性向上の効果と、評価方法の例を挙げ、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂などについて、特徴となる物性例を紹介する。

  1. フルオレンとは
    1. フルオレンの特徴
      (高屈折率、低複屈折、高耐熱、樹脂分散性、カーボン親和性等)
    2. フルオレンの用途例
  2. フルオレン系光硬化性樹脂
    1. 光学特性 (高屈折率×高耐熱黄変性×高柔軟性)
    2. 主な用途と配合技術
  3. フルオレン系熱可塑性樹脂
    1. 光学特性 (高屈折率×低複屈折)
    2. 主な用途と成形性・使いこなすための技術
  4. その他フルオレン系樹脂
    1. 熱硬化性エポキシ (高屈折率×耐熱黄変性)
    2. その他

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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