蛍光性ナノ粒子の作製、粒径制御技術とバイオイメージングへの応用

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本セミナーでは、高輝度で褪色しにくく、毒性の低い蛍光性ナノ粒子の材料開発事例から 粒子の表面修飾やサイズ制御まで解説いたします。

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プログラム

第1部 半導体量子ドットの作成、サイズ制御と バイオイメージング応用

(2017年8月24日 10:30〜12:00)

  1. 半導体量子ドットの基礎
    1. 半導体量子ドットの発光原理
    2. 半導体量子ドットの合成手法
    3. Cdフリー半導体量子ドットの合成技術と光学特性
      1. 有機溶媒分散CuInS2/ZnS量子ドットとAgInS2/ZnS量子ドット
      2. 水分散InP/ZnS量子ドット
  2. 半導体量子ドットの各種作成・サイズ制御方法
    1. ホットソープ法を用いた半導体量子ドットの作成技術
    2. ソルボサーマル法を用いた半導体量子ドットの作成技術
  3. 半導体量子ドットのバイオイメージングへの応用
    1. 蛍光測定を用いたバイオイメージング用センサー
      1. 蛍光型pHセンサーの動作原理
      2. ゲル濾過カラムを用いた超精密分取手法
    2. マイクロ流路を用いた高速合成・リアルタイム評価技術
      1. 反応速度を定量化する手法
      2. 反応場の大きさが反応速度に与える影響
    3. 免疫測定法を利用したバイオセンサー
    4. 細胞への量子ドットの自発的導入
  4. まとめと今後の展望

第2部 ナノ半導体バイオマーカーを利用したイメージング技術の動向

(2017年8月24日 12:45〜14:15)

 医療の診断・セラノティックスにおける低侵襲的な方法として、生体組織を可視化するin-vivo (一部In-vitroを含む) イメージング技術分野が急成長しています。蛍光イメージングは、放射性核種イメージングに比べ高い解像度で、複数の異なる観察対象を同時に観察しながら、深部情報を再構築できる点で優位性を示します。  本講座では、半導体バイオマーカーを利用したイメージング技術の動向を解説し、特に、「生体の窓」を活用したイメージングにおける最近の取り組みがハイライトされます。

  1. 蛍光画像化法
    1. In-vitroイメージングと応用
    2. In-vivoイメージングの実際
    3. 単一光子励起法
    4. 多光子励起法
    5. 時間分解蛍光法
  2. 半導体バイオマーカー
    1. 半導体の種類と光物性
      1. 非 (Cd, Pb, Hg) 系化合物半導体
        • 合成 (単相、コアシェル)
        • 光学特性
        • 構造と発光の相関
      2. シリコン
        • 合成
        • 光学特性
        • 構造と発光の相関
      3. ゲルマニウム
        • 合成
        • 光学特性
      4. カルコパイライト
        • 合成 (単相、合金)
        • 光学特性
    2. 表面制御技術
      1. 多彩な分子表面修飾法
      2. 蛍光共鳴エネルギー移動
  3. 細胞毒性試験等にみる低毒性なバイオマーカー
  4. 半導体バイオマーカーが拓くイメージングの未来像

第3部 セラミックスナノ蛍光体の合成・開発とバイオフォトニクスへの展開

(2017年8月24日 14:30〜16:00)

  1. 希土類含有セラミックスの合成と発光
    1. 3価希土類イオンの蛍光特性と特徴的な発光
    2. 近赤外励起光と3価希土類イオンの蛍光
    3. 希土類含有セラミックスナノ粒子の合成と粒径制御
  2. 蛍光バイオイメージング
    1. 蛍光バイオイメージングとは
    2. 生体の窓
    3. OTN近赤外イメージング
    4. セラミックスナノ粒子の生体応用
  3. 新たな応用展開
    1. OTN近赤外蛍光イメージングのメディカル応用
    2. OTN近赤外蛍光イメージングとマルチモーダルイメージング
    3. OTN近赤外波長域におけるスペクトルイメージング
    4. OTN近赤外波長域におけるナノ温度イメージング

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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