本セミナーでは、「カリフォルニア州 ZEV規制」 ,「中国CCC認証」 ,「2021年 欧州CO2排出量規制」とASEAN地域での動きと対応、適用される車種と適用されない車種、ZEVクレジットの考え方、ZEV規制や各国自動車環境規制の最新情報、対応のポイントについて詳解いたします。
第1部 ZEV規制とNEV規制に伴う次世代自動車と関連業界の動向
(2017年8月28日 10:30〜12:15)
ZEV規制およびNEV規制とは何か、どんな経緯で何時から始まり、自動車各社はどんな対応をしているのか。電池業界や部材業界の動きも活発さを増している中、それぞれの競争力が問われている。これから学ぶ方にも分かり易く、発足の経緯から最近の動き,今後の展望までを平易に解説します。
- ZEVの経緯
- 1990年の発効から現在に至るまで
- 今後のZEV規制強化内容
- NEVの詳細
- 発効の経緯
- 中国の厳しい政策
- 欧州CO2規制強化
- 車載用電池の事故、リコールの事例
- 自動車各社の戦略と動向
- トヨタの事例
- ホンダの事例
- 日産の事例
- 三菱、マツダの事例
- エコカー開発におけるグローバル競争力の比較
- 電池業界の動き
- 各国における電池業界の状況
- 電池開発におけるグローバル競争力の比較
- 上位トップ5の位置づけ
- 角型金属缶タイプとラミネートタイプへの取り組み
- 部材メーカーの動向
- 国連規則ECE R – 100.02 Part2による認証義務化とその対応
- 今後の対応
- エコカー戦略における日本の強化策
- 電池業界における過去に学ぶ失敗事例と巻き返し戦略
- まとめ
第2部 次世代自動車および自動車用蓄電デバイスの展望、ZEV対応について
(2017年8月28日 13:00〜14:45)
次世代自動車の開発動向とその中の電動車両系に用いられる蓄電デバイスの動向について解説します。また、2018年から強化されるカリフォルニアZEV規制に対応するための蓄電デバイスの技術動向 (最近のトピックスとしての超急速充電技術を含みます。) について詳細に解説します。
- 燃費規制、ZEV規制の動向
- 世界の燃費規制
- ZEV規制
- 次世代自動車の開発動向
- 普及目標
- 最近の開発事例
- 次世代自動車と蓄電デバイス
- 電動車と蓄電デバイス
- LIBの開発動向
- 自動車用蓄電デバイスの使い方とマネージメント
- 次世代自動車における電池の使い方
- 車種により異なる使い方
- 超急速充電への対応
- 自動車用蓄電デバイスの評価
- 評価試験概要
- セル評価試験
- パック/モジュール評価試験
- 車両評価試験
- 自動車用蓄電デバイスの安全性
- 事故事例
- 安全性評価試験
- 車両安全性試験
- REESSの安全性認証
第3部 中国・インドの環境規制動向とパワトレミックスへの影響
(2017年8月28日 15:00〜16:45)
環境規制強化は先進国に限らず、新興国でも広がりを見せている。世界最大市場の中国は現地OEMのEV普及という狙いも相まって、絶対数でも電動パワトレが大きな存在感を示しつつある。今後拡大が見込まれるインドでも、2030年までに国内で販売する全ての車両をEVに限定する政府方針を打ち出した。
本講座では、中国とインドを対象に、環境規制の動向やそれに対するグローバル/ローカルOEMの技術戦略、結果として想定されるパワトレミックスへの影響を解説する。聴講者としては、完成車メーカーや内燃機関部品/電動関連部品サプライヤ、新興国での新規事業に興味をお持ちの流通事業者、商社、金融機関など、幅広い聴講者を対象とする。
- 中国の環境規制
- グローバルでの環境規制
- 中国の環境規制の変遷
- パワトレミックスへの影響
- 中国OEMの規制対応動向
- 主要OEMの中国における取組み
- 奇瑞汽車のケーススタディ
- 鍵を握る電池メーカーの動向
- インドの環境規制
- インドの環境規制の変遷
- パワトレミックスへの影響
- インドOEMの規制対応動向
- 主要OEMのインドにおける取組み
- 二輪・商用車における取組み
- まとめ
- 新興国における環境規制インパクト
- 日系企業における事業機会