本セミナーでは、2名の講師が日本・欧米・アジアにおける食品包装のトレンドや市場動向から法規制までを幅広く解説いたします。
食品の交易増加に伴い、世界中で食品包装規制の整備が進展している。日本では2017年5月、厚労省は漸くPL制度化を決め、施行は2020年の東京五輪頃と推測される。一方、溶出試験条件の改正審議は時期未定であり、国際的には大きく後れを取っている状況である。EUはプラスチック規則が略完成し、2018年中頃に印刷インキのPL制定見込みであり、今や国際標準となったと言える。米国は独自の製品登録制度が定着し、中国は2016年10月にEU類似の国家標準への大改正を公布し、略欧米並みの法体系を作り上げた。韓国と台湾はPL審議中、ASEANは共同基準化を検討中であり、湾岸諸国と南米諸国はEU類似の共同基準作りを進めている。 企業としてはこれらの最新動向を把握し、確実な対応が必要となる。これらの法規制の最新動向と今後の展望に関し解説する。