生物模倣技術の基礎と応用

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会場 開催

本セミナーは、「蛾の目→反射防止フィルム」「蓮の葉→超撥水構造」「ナガヒラタタマムシの細胞→高感度赤外線センサ」など、生物の構造や機能から着想を得て、技術開発やものづくりに応用する「バイオミメティクス (生物模倣) 」について、日本における第一人者、下村政嗣先生が登壇するセミナーです。

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開催予定

プログラム

バイオミメティクス (生物模倣) の現代的意義は、生物の進化適応の結果である生物多様性の背景にある“生物の生き残り戦略”が、近代科学技術の喫緊の課題である“持続可能性に向けた技術革新”を可能とするパラダイムシフトをもたらすことにある。  生物を直接利用するバイオテクノロジーとは異なるために、生物活動の背景にある原理を抽出し、その工学的な適用が求められる。膨大な生物学の知識から工学への“技術移転”を行うためには、博物館等が所蔵するインベントリーを工学的に利用できるデータベースにする必要がある。壮大なるコンビナトリアル・ケミストリーの結果であるビッグデータとも言うべき“生物多様性データベース”から、工学にとって有用な知識を抽出するためには、情報科学による活用が不可欠である。これにより、生物模倣技術は分子から生態系までを網羅する総合的な技術体系である生物規範工学となる。

  1. 生物の形や仕組みはテクノロジーにいかせる
    1. 古くて新しいバイオミメティクス
    2. 技術革新をもたらすパラダイム変換
  2. 生物表面の多機能性と高機能性に学ぶ
    1. ロータス効果に始まるバイオミメティクス・ルネサンス
    2. バイオミメティクス三題噺 「モスアイ構造」
    3. バイオミメティクス三題噺 「構造接着」
    4. 日本のお家芸 「構造色」
    5. 流体抵抗と摩擦
  3. 情報の受信と発信の仕組みに学ぶ
    1. タマムシの赤外線センサ
    2. アリは匂いで家族がわかる
    3. 微弱な風で気配を探る気流センサ
  4. 生物の構造とメカニズムに学ぶ
    1. 分子の自己集合がもたらす基本構造 二分子膜
    2. 動物の動きは次世代ロボット技術のヒントが満載!
  5. 生物の設計とものつくりに学ぶ
    1. 自己組織化が創る多機能性「セミの翅にもモスアイ構造?」
    2. 自己組織化は好い加減さの起源?「セミとガを比べてわかったこと」
    3. 自己組織化によるバイオミメティクス「ハニカムフィルムで水滴操作」
  6. 生物の相互作用やシステム、生態系から学ぶ
    1. 生物の体内構造をインフラの設計に取り入れる「カイメンに学ぶフェイルセーフ」
    2. 電子顕微鏡のための宇宙服「高真空下で生命維持させるNanoSuit?」
    3. バイオミメティック・アーキテクチャ「砂漠のアリ塚はとっても快適」
  7. 様々な分野や学問が融合するバイオミメティクス
    1. 博物館が持つデータをどのようにいかすか?
    2. 特許調査にみるバイオミメティクス「多岐にわたる応用」
    3. インダストリー4.0とバイオミメティクス
    4. 日本の現状と世界との距離

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

受講料

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