自動車における空力デザインの基礎と開発手法

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本セミナーでは、流体力学の基礎から、空力開発のプロセス、風洞・空力シミュレーション、具体的な空力デザイン技術等をわかりやすく解説いたします。

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プログラム

自動車の外装デザインは美を追求するだけではなく、様々な設計要件を満たしていなければならない。特に空力性能は形態が機能に影響を与える最たるものであり、スポーツカーや環境対応自動車では空力技術に十分配慮したデザイン開発、すなわち空力デザイン開発を行わなければならない。  本講演では自動車空力の基礎と空力デザイン開発の流れ、風洞や空力シミュレーションといった開発ツール、具体的な空力デザイン開発手法を解説し、車両パッケージ図に基づく簡易的なスケッチ実習も行い、自動車デザインにおける機能と形態の理解を深める。また、航空機の最新の空力デバイス研究にも言及し、自動車の未来の空力デザイン技術を考える。

  1. 自動車空力デザインとは
    1. 空気抵抗と燃費
    2. 揚力低減と操縦安定性
  2. 自動車デザインの歴史
  3. 自動車空力デザイン開発の流れ
    1. 企画からアイデアスケッチ
    2. 車両レイアウト図
    3. クレイモデルと風洞試験,空力シミュレーション
  4. 流体力学の基礎
    1. 粘性と境界層
    2. 層流と乱流
    3. 質量保存則とエネルギー保存則
  5. 風洞
    1. 風洞の構造と実走行との違い
    2. 風洞で行う様々な試験
  6. 空力シミュレーション (CFD)
    1. シミュレーションの仕組み
    2. シミュレーションの注意点
  7. 具体的な空力デザイン処理
    1. 空気抵抗を下げる空力デザイン処理
    2. ダウンフォースを得る空力デザイン処理
    3. スポーツカーやレース車両の空力デザイン処理
    4. 各種冷却開口
    5. 床下パーツ
  8. 優れた空力デザインの事例
  9. 車両パッケージ図に基づくスケッチ実習
  10. 航空機の最新空力デバイスから考える未来の自動車空力デザイン技術

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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受講料

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