GMP査察の対象となる企業は、製薬企業だけでなく、原薬を供給する化学メーカーなどにも広がっています。
査察の対応を正確にスムーズに進めるためには、GMPの基本的な考え方を理解した上で、何をどう説明し、どんな質問に答え、どんな文書を準備するのか、また重要なGMP用語、通訳を使う際に留意する点などを想定して、綿密に準備する必要があります。
本セミナーでは、講師の豊富な経験に基づき、実際の査察の流れに沿ってわかりやすく説明します。まだ査察官の注目するポイントは時代の流れ、GMPの進展に伴って変化します。
最近ますますチェックが厳しくなる「データ・インテグリティ」についてもポイントを説明します。
- GMPとは?
- GMPとは何か
- 査察と監査
- 査察/監査の種類
- 査察 (監査) の流れ
- オープニング
- プラントツアー
- 倉庫
- 製造区域
- ユーティリティ
- 品質管理試験室
- 書類照査
- クロージング
- オープニング
- 紹介
- 査察 (監査) の目的
- 会社概要のプレゼンテーション
- 会社概要、会社組織、GMP組織
- 工場概要、敷地、フロアプラン
- 製造工程、製造設備
- 清浄度区分、エアフロー、文書体系
- 査察スケジュールの確認
- クロージング
- 査察官 (監査官) の講評
- 指摘事項, FDA Form 483
- 倉庫
- 原材料受入れ、在庫管理
- 受入れ試験
- サンプリング室
- 状態表示、区分保管、隔離保管
- 試験中/仮保管、合格品, 不合格品
- 入室制限
- 温湿度管理, 防虫防鼠管理
- 製造区域
- 製造設備
- 識別, 状態表示
- 天秤、オートクレイブ、 反応釜、遠心分離機
- メンテナンス、洗浄
- ラベル保管
- 更衣
- 動線、人、モノ
- 標準作業書 (SOP)
- 製造指図・記録書
- 工程内試験
- 計器のキャリブレーション
- 環境モニタリング
- 精製水システム
- 空調システム
- 差圧管理
- 清浄度
- 品質管理試験室
- サンプル受入れからの流れ
- 試験機器
- HPLC/液クロ、GC/ガスクロ、分光光度計、UV, IR
- カールフィッシャー水分計、天秤
- 分析法SOP、規格
- 試験記録書 、試験成績書
- データ管理
- データ・インテグリティ
- 標準品、参考品, 試薬の保管
- 安定性試験
- コンピュータシステム
- 微生物試験室
- 文書照査
- 文書管理
- 変更管理, 逸脱、OOS
- CAPA
- バリデーション:工程、洗浄、試験法、コンピュータなど
- 設備の適格性評価 (DQ, IQ, OQ, PQ)
- メンテナンス
- 製品年次調査
- 従業員の職務分掌 , 教育訓練
- 自己点検, 社内監査
- 納入業者の認証と監査
- 最終出荷判定
- 苦情処理・回収
- 査察対応の留意点・準備の仕方、注目ポイントの傾向
- 査察における通訳の留意点・外部通訳を使う場合の注意点