軟磁性材料の鉄損低減技術とパワーエレクトロニクスへの応用

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

日時

開催予定

プログラム

第1部 アモルファス及びナノ結晶軟磁性合金とその応用製品

(2017年7月31日 10:30〜12:10)

 地球温暖化の抑制のためのCO2排出量削減と省エネルギーの観点から益々注目を集めているアモルファスおよびナノ結晶軟磁性合金とその応用製品の現状と今後の開発動向について解説する。

  1. 各種軟磁性材料とその位置付け
  2. アモルファス軟磁性合金
    1. アモルファス軟磁性合金の製造方法
    2. アモルファス軟磁性合金の特徴
    3. 配電用変圧器への応用
    4. 高周波リアクトルへの応用
    5. モータへの応用
  3. ナノ結晶軟磁性合金
    1. ナノ結晶軟磁性合金の製造方法
    2. ナノ結晶軟磁性合金の特徴
    3. EMCフィルタへの応用
    4. 高周波変圧器への応用
    5. パルスパワーへの応用
  4. 次世代ナノ結晶軟磁性合金

第2部 圧粉磁芯の磁気特性に及ぼす原料鉄粉の粉体特性の影響

(2017年7月31日 13:00〜14:40)

 積層鋼板に比べて形状の自由度が高く高周波特性に優れる圧粉磁芯について、原料となる鉄粉の粉体特性が圧粉磁芯の磁気特性、特に保磁力に及ぼす影響について紹介する。

  1. 背景
    1. JFEスチールの概要
    2. 自動車向け軟磁性材料
  2. 圧粉磁芯の概要
    1. JFEにおける鉄粉の製造プロセス
    2. 圧粉磁芯の製造方法と特徴
    3. 圧粉磁芯の課題
  3. 圧粉磁芯の鉄損
    1. ヒステリシス損
    2. 渦電流損
    3. 鉄損に及ぼす微細組織の影響
  4. 粒子形状と保磁力の関係
  5. 原料粉末粒子径及び微細組織と保磁力の関係

第3部 モータ鉄損の低減技術と高精度評価

(2017年7月31日 14:50〜16:30)

 実際に鉄損を低減できた事例が数多くあることや、最新の解析技術が講座参加者にとって参考になるのではないかと思われる。

  1. 鉄損低減技術
    1. スロット高調波による鉄損の低減
    2. インバータキャリア高調波による鉄損の低減
    3. 応用事例
      • 誘導電動機
      • 永久磁石同期電動機
  2. 鉄損高精度評価
    1. メジャー及びマイナーヒステリシスループの考慮
    2. 積層鉄心の渦電流とヒステリシス現象による反作用磁界の考慮

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
株式会社 技術情報協会の地図

受講料

複数名同時受講割引について