国内外において、水処理分野を中心に近年急速に需要の広がりを見せる膜分離活性汚泥法 (MBR) について、その開発動向・市場動向について解説する。
さらに、MBRシステムで不良原因となる目詰まりについて、その原因究明から予測法、対策まで説明し、MBRの今後の課題、展開までを述べる。
- MBRシステム市場動向
- 国内、海外での導入状況
- 標準化の動向 (EU、日本等)
- 市場動向 ~国内、海外市場の見通し~
- MBRシステムの開発動向
- 膜の基本性能と開発動向
- MBR用膜モジュールの形式と開発動向
- MBR-ROシステムの開発動向
- MBRの構築・設計法
- 対象となる水の性状・量に応じた膜・膜モジュールの選定
- MBRシステム構築のポイント
- 目的とする水質を得るためのポイント
- 数値流体力学を利用した膜分離リアクターの挙動のモデル化
- MBRの挙動のモデル化
- 数値流体力学を利用した膜面洗浄力の評価方法の検討
- ばっ気条件と膜面体洗浄力との関係
- 膜分離活性汚泥法における膜目詰まり対策
- 膜分離活性汚泥法における膜目詰まり制御
- 生物代謝物質の生成抑制手法
- 膜細孔内の生物代謝物質の挙動
- 膜目詰まりの予測手法
- 上昇気泡による目詰まり物質剥離効果の定量化
- 今後の展望 ~次世代型MBRシステムについて~