本セミナーでは、自動車ドライバの注意・覚醒度状態のモニタリング技術について、眼球運動計測と解析法のデモを交えてわかりやすく解説いたします。
「目は口ほどにものを言う」それを証明する神経科学の知見と人の状態推定に応用した例を整理して紹介する。 例えば、自動車の自動運転時には、通常運転時と比べ、ドライバの注意や覚醒レベルが低下しやすく、いざという時に迅速かつ適切な介入操作ができない可能性が指摘されている。従って、常にドライバの注意・覚醒レベルをモニタリングし、それらの低下を防止する技術が重要となる。眼球運動の制御には大脳皮質のみならず、小脳や脳幹などに広く分布する様々な神経核が関わっており、注意や睡眠・覚醒の状態が反映される。また、眼球運動は自動車内でも無拘束・非接触で計測可能であり、ドライバ状態をモニタリングする上で適した生体信号である。 本セミナーでは、こうした眼球運動を指標とした、自動車ドライバの注意・覚醒度状態のモニタリング技術について、眼球運動計測と解析法のデモを交えてわかりやすく解説する。