このセミナーでは、FMEAの基本と解析の進め方について実習を交えて解説いたします。
また、近年見直しが進んでいるFMEAの国際規格 (IEC60812) について、その背景と動向についても解説いたします。
製品を構成する部品やサブシステムから信頼性を予測し、製品全体の改善につなげるFMEAは設計審査や設計に欠かせない手法である。その範囲はDRBFMのような短期開発の手法から、広く未然防止の手法として安全や医療分野への適用が進んでいる。また、最近では安全確保の指針 (厚生労働省) 指針でも、その活用が要求されている。 一方で、多くの企業でFMEAの形骸化が問題となっている。その理由の一つには、FMEAシートを作成すれば適切な設計ができる、といった誤解がある。多くの時間を対やすFMEAで成果を上げるには、その狙いと原理の理解と、適切な準備に基づいた実施が必要である。 この講座では初心者から推進者を対象に、理解してほしいFMEAの基本と解析の進め方について実習を交えて説明し、そのポイントを紹介する。また近年見直しが進むFMEAの国際規格 (IEC60812) について、その背景と動向についても紹介する。