情報産業の発展にともない液晶ディスプレイ、光ディスク、光学レンズ、光ファイバーなど新しい光学機器製品が開発されている。その中で光学特性に優れた高機能透明樹脂が光学部品として多く利用され、近年、研究開発の要求が高まっている。 本講演では、高機能透明樹脂の研究開発で、ガラス代替に向けた高耐熱性、低吸水性および透明性の向上について焦点を当てる。さらに、前述の透明樹脂はノルボルネンおよびその誘導体などを原料として製造されるため、その代表的な合成技術を紹介する。