本セミナーでは、構造・物性制御のために確実に理解したい高分子の結晶化について、基礎から丁寧に解説いたします。
日時
- 2017年8月3日 13時00分〜 2017年8月3日 16時30分
- 2017年8月4日 10時30分〜 2017年8月4日 16時30分
開催予定
プログラム
高分子は長いひも状の分子である。よって結晶化するためには蛇のように滑り、絡み合いを制御しなければならない。高分子材料の構造と物性は結晶化により左右されるので、高分子の結晶化メカニズム解明に基づいた構造・物性の制御は重要である。 本講義では、まず物質の結晶化の普遍的な基礎理論を習得する。その上で、彦坂が提唱した高分子の “滑り拡散理論 (1987) ”を中軸にして、高分子の静置場結晶化から流動場結晶化までを講義する。滑り拡散理論は、長年未解明であった高分子結晶化を「高分子のトポロジー的本性」を取り入れて統一的に解明した理論である。 本講座の目的は、高分子材料の高性能化・高機能化を実現できる力をつけることである。入門編としてわかりやすく講義するが、内容は最先端の研究結果である。特に、最近発見した伸長結晶化による“ナノ配向結晶 (nano oriented crystal, NOC) ”を用いた高分子材料の高性能・高機能化については詳細に講義する。
- はじめに
- 高分子のトポロジー的本性と“滑り拡散理論”
- 従来の高分子結晶化と構造・形態
- 新しい高分子伸長結晶化
- 成果と課題
- 結晶化の基礎理論
- 結晶化の原理: 熱力学的因子と速度論的因子
- 古典的核生成理論: 核生成と成長
- 高分子の核生成
- ナノ核直接観察による核生成メカニズムの検証
- 均一核生成と不均一核生成、核剤の役割
- 分子量、絡み合いの効果
- 高分子の結晶成長
- 形態と沿面成長・“厚化成長”
- 成長速度
- 分子量、絡み合いの効果
- 伸長結晶化メカニズム (重点的に講義する)
- ナノ配向結晶 (nano oriented crystal, NOC) の発見
- NOCの構造・形態
- NOC生成メカニズム
- NOCによる高性能・高機能化
- 高次構造形成メカニズム
- 形態と“派生成長”
- 球晶の起源
- 高次構造の起源と“aging”
- 終わりに
- 結晶化制御による高分子材料の高性能化・高機能化の展望
- 質疑応答・名刺交換
会場
受講料
- 1名様: 57,000円(税別) / 62,700円(税込)
- 複数名: 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 30,000円(税別) / 32,400円(税込) で受講いただけます。- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 57,000円(税別) / 61,560円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
- 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
- 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。 - 他の割引は併用できません。