第1部 『SENDを意識した非臨床試験の電子データの取扱い (生データの取扱い) 』
(2017年6月30日 10:30~12:45)
米国FDAへの電子申請において非臨床試験データをSENDフォーマットに変換しなければならない。この変換作業は、安全性試験システムが持つマスターデータ (辞書) や、生データ採取方法により、必要な労力や、データの有効活用のし易さに差が生まれる。この一つの要因として、SENDデータ作成におけるControlled Terminology (統制用語) へのマッピング (変換) が挙げられる。
本日は、非臨床試験データのSEND変換プロセスを可視化するとともに、SENDを意識しどのように生データを採取すると、効率的かつ有効活用し易いのかを事例を交えて紹介する。
- SENDデータ作成プロセス
- 全性試験システムを使ったデータ採取の現状
- 生データからSENDデータ作成プロセス
- ドメイン間の関連データ
- Controlled Terminology (統制用語) マッピング
- マニュアル対応の必要性
- 試験間での非Controlled Terminology対応の統一化
- Controlled Terminologyへの対応
- SEND Controlled Terminology管理の現状
- 生データとControlled Terminology不一致の現状
- SEND有効活用へ向けた取り組み
- SENDを意識した生データ採取
- 測定項目名への対応
- 所見データへの対応
- 効率化を意識した対応
- Controlled Terminology更新への対応
- SENDデータの有効活用
- 試験評価への活用
- 背景データの蓄積及び活用
第2部 『FDAが要求する非臨床領域の電子データとSEND申請』
(2017年6月30日 13:30~16:00)
FDAでは、新薬承認申請資料に2016年12月18日以降に開始した安全性試験のデータをSEND形式で申請することを義務づけました。
日本でも同様に義務化されようとしています。本セミナーでは、SENDの歴史的背景、FDAにおける安全性試験データのレビュー、SEND対応における課題や必要となる用語や辞書等の標準化について、製薬企業の規模や受託試験機関の各立場を考慮して解説する。
- FDAにおけるSEND
- SENDの背景
- FDAにおける安全性試験データのレビュー
- FDAの電子申請に関するガイダンス
- SENDとは
- 電子申請様式としてのSEND
- SENDの2次的活用
- SENDの対応
- 現行業務でSEND対応の課題
- FDA向けSEND対応方法
- インソーシングかアウトソーシングか
- SENDデータセットの信頼性保証
- 標準化の必要性
- データの一貫性
- ターミノロジー
- メタデータ
- データウェアハウス