超撥水/超撥油/超親水技術は、広い分野における応用が期待されている。その原理を濡れの基礎から説き起こし、解り易く解説する。その後、本技術の最先端を紹介するとともに、その応用例を挙げる。
- 濡れの基礎
- 表面張力と界面張力
- 平らな表面の濡れ
- 毛管現象
- 濡れのコントロール
- 凸凹表面の濡れ (Wenzelの理論、Cassie/Baxterの理論)
- 自然界における超撥水表面
- 植物の葉や花びら
- 動物表面
- 超撥水/撥油表面の実現
- フラクタル構造による超撥水/撥油表面
- 自発的フラクタル構造形成機構
- その他の凸凹構造による超撥水/撥油表面
- 超親水表面とその応用
- 光触媒 (酸化チタン) による超親水表面の実現
- 酸化チタン超親水表面の自動洗浄への応用例 (壁材、ガラス表面)
- 超撥水/撥油表面実用化に向けて
- 応用の可能性と問題点
- 耐久性超撥水/撥油表面への挑戦