本セミナーでは、何も無い空間に映像を浮かべたり、絵や文字を書き込んだりできる新しいディスプレイ技術とその応用、市場性について解説いたします。
(2017年6月27日 10:00〜11:30)
ライトフィールドは光を7次元の情報をもつ光線ととらえて取り扱う概念で、近年、急速に研究が進んでいる。ライトフィールドディスプレイは、このライトフィールドを再現するディスプレイで、光をより正確に再現するためのディスプレイ技術であり、光学とコンピュータサイエンス,エレクトロニクスの統合技術である。今後、ライトフィールドの再現性能を向上させるという観点で、ディスプレイ技術が進化することが予想される。 本講義では、ライトフィールドの考え方について基礎から始まり、ライトフィールドディスプレイの原理、ライトフィールドディスプレイの応用例、最新の研究動向について解説する。
(2017年6月27日 12:10〜13:40)
ホログラフィは、光の波動的性質を利用することにより、輻輳調節と焦点調節との間に矛盾を生じることなく、かつ両眼視差や運動視差を有する自然な立体映像を投影できる技術です。本講座では、ホログラフィにおける立体映像の記録、再生の原理から、実際のシステムの一例を紹介します。また、ホログラフィの現状と技術的課題、および将来展望について紹介します。
(2017年6月27日 13:50〜15:20)
近年、次世代の映像技術として再帰性反射を利用する空中映像表示が注目されています。弊社が提供するパリティミラーは2面コーナーリフレクタアレイ構造を持ち、ある平面内での再帰性反射により空中映像を表示する結像光学素子です。本講座では、2面コーナーリフレクタアレイの結像原理や特性をご紹介いたします。また、空中映像の有望な応用方法として注目している「空中タッチディスプレイ」について、これまでの開発取り組みをご紹介いたします。発表当日は、簡単なデモを御覧いただけるスペースを設ける予定です。
(2017年6月27日 15:30〜17:00)
空中超音波触覚提示技術について最新の事例を紹介する。
空中レーザー触覚提示技術について最新の事例を紹介する。
三次元映像との組み合わせについて最新事例を報告する。
三次元計算機ホログラムの考え方や応用について論ずる。
今後の市場導入などについて論ずる。