最近薬価収載された画期的新薬と呼ばれるものの一部が高額薬剤と表現され、医療保険財政に大きな影響を与えるとの報道がなされています。また、高い薬価を取得するために企業戦略が練られ、それが保険財政を翻弄しているとの意見も出てきています。
新薬を開発することとそれを市場に提供することの間に薬価を見据えた戦略は存在するのか、存在するならば具体的にはどのようなものなのか、独自の視点で考察します。
- 概要
- 薬価算定方式 – どんな場合にどの算定方式なのか -
- 類似薬効比較方式での事例
- 原価計算方式での事例
- (規格間調整1.との違い)
- 最近の話題 – 画期的新薬 (高額薬剤) と企業戦略の関係 -
- 高額薬剤とは
- 上市時の薬価算定
- 再算定の経緯と内容
- 中医協での議論 – 企業戦略が医療保険財政を翻弄する -
- 企業の見解は – 「企業戦略」と開発戦術の違い
- イノベーション・高薬価・薬価適正化の関係
- 薬価算定ルールの抜本見直しについて