第1部
当局との薬価取得交渉
~薬価の算定基準・予測と当局の考える「値ごろ感」~
(12:30~14:15)
薬価算定については、算定ルールが公表されているものの、比較対照薬の選定、加算の有無および加算率の選定など、いくつかの点で交渉する余地が残されている。
これらへの対応を最近の薬価算定の実際を踏まえて考察する。
- 薬価算定ルール
- 平成22年度改定における変更点
- 算定方式の選定の実際
- 類似薬効比較方式における比較対照薬の選定の実際
- 1日薬価の設定の実際
- 用法用量の表現と1日薬価
- 使用実態を反映させた1日薬価
- 加算の付与の実際
- 画期性加算か有用性加算か
- 有用性加算1か有用性加算2か
- 加算率の選定
- 原価計算方式の営業利益率
- プラスの要因、マイナスの要因
- 営業利益率を決める要因
第2部
高薬価・加算取得のための有効な薬価申請資料作成と交渉戦略のポイント
(14:30~16:30)
アンメットメディカルニーズ薬の開発増加及び薬価算定ルールの見直しにより、近年、新薬の薬価算定は補正加算の適用例、原価計算方式での算定例が増えている。
当セミナーでは、当局の最近の動向を踏まえ、高薬価・加算取得に向けた有効な薬価申請資料の作成と交渉戦略の要点について、分かりやすく解説する。
- 薬価算定ルールの概要
- 類似薬効比較方式 (Ⅰ) (Ⅱ)
- 原価計算方式
- 補正加算
- 外国価格調整
- 再算定
- 薬価収載手続の流れ
- 薬価算定に関する基礎的知識
- 新薬の薬価算定プロセスと具体的な算定事例
- 薬価申請の実際とそのポイント
- 最類似薬の選定について
- 補正加算の該当性について
- 原価計算方式における、原価計算表作成と各種の費用計上について
- 売上予測について
- 外国価格調整 (英米独仏のリスト価格、米のASPなど) とその実際
- 検討の基礎となるデータ・資料 (薬剤分類表、審査報告書、試験デザインなど)
- 有効な薬価申請資料作成のポイント~当局を納得させる論理構築とそのバックアップデータの収集~
- 2010年度薬価制度改革の概要とその影響
- 中医協で問題となった新薬の薬価算定事例と主な指摘事項
- 事例から見た、原価計算品目 (特に輸入品) などに対する当局の考え方
- 2010年度薬価制度改革以降の注目すべき薬価算定事例
- 高薬価・加算取得を目指した交渉戦略のポイント
- 薬価戦略立案とシナリオ策定の具体的な進め方
- 薬価交渉を上手く進めるためには