粉体・微粒子は、壁あるいは他の物質との接触、摩擦によって容易に帯電します。帯電した粒子は壁に付着したり、放電したり、電場中で移動したり、粉体操作に多大な影響を及ぼします。
本セミナーでは、静電気力だけでなく、ファンデルワールス力、液架橋力など、粉体・粒子のハンドリングの難易性を予測するために必要な基礎知識、付着の考え方、付着力の測定法および制御法を分かりやすく解説します。
また、粒子の電気的性質の基礎、帯電の支配因子、静電気の計測法、制御法を分かりやすく解説します。さらに、粒子帯電の実際と応用の具体例を示しながら、微粒子ハンドリングの勘所および今後のトレンド (大気圧低温プラズマを利用した粒子の帯電制御) を解説します。
- 粉体・粒子の基礎知識
- 粒子径
- 粉体・粒子の密度
- 付着の評価と制御の基礎
- 粒子の沈着、付着の実例
- 付着力の基礎
- ファンデルワールス力、静電付着力、液架橋力、各種付着力の比較
- 付着力測定法
- 付着強度分布の測定
- 付着の制御
- 静電気の評価と制御
- 電気的性質
- 帯電機構
- 帯電に関する各種計測
- 各種測定法:帯電量、電荷移動量、帯電量分布
- 計測システム
- 粒子帯電の実際
- 繰り返し帯電の測定
- 管内固気二相流における粒子群の帯電の測定
- 外部電場中の帯電粒子の静電気力の測定
- 粒子帯電の応用
- 帯電量と粒子流量の同時計測システム
- 材料を利用した粒子の帯電量制御
- 外部電場を利用した粒子の帯電量制御と特性評価
- 外部電場を利用した帯電粒子の運動制御
- 今後のトレンド