ナノコーティング粒子の表面・界面評価

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本セミナーでは、ナノコーティング粒子の表面・界面評価の基礎から解説し、表面・界面評価において実用的に有効である手法の電位差滴定法、多検体遠心沈降分析法、NMR溶媒緩和法などの最新評価手法について詳解いたします。

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プログラム

機能性ナノコーティング粒子の開発を進める上で、粒子の表面・界面特性評価は非常に重要となります。しかしながら、これまでその評価方法は FT-IRやXPSで代表されるような分光学的な手法に限定され、液中での評価方法はあまり開発されて来ませんでした。  したがって分光学的評価を行っても塗布工程など湿式プロセス制御に活かせるような実用的情報は得られ難いという側面がございました。その理由は、粒子表面は物理的にも化学的にも一様なものはあまりなく、ほとんどのそれが不均一であるがためです。  そこで実用的にも有効である手法として、電位差滴定法、多検体遠心沈降分析法、NMR溶媒緩和法など最新の評価手法を取り上げ、その原理と特徴を紹介致します。

  1. 粒子/溶媒界面特性
    1. 粒子の表面特性にはどのようなものがあるか?
    2. 吸着と吸着等温線
    3. 濡れ性 (親溶媒性) と酸塩基特性
  2. 液中粒子の界面電気化学的特性
    1. ゼータ電位とは?
      - 表面電荷との違いは何? -
    2. 電荷零点・等電点・等酸点の違いは何?
    3. 種々のゼータ電位測定法
      - 応用分野と適応機種の選び方のポイント -
    4. 実用系 (粒子濃厚系) のゼータ電位測定
      - 超音波法の特徴 (電気泳動法とどこが違うの?) -
  3. 液中粒子の酸・塩基特性評価法
    1. 粒子表面の酸・塩基特性評価法と表面電荷の評価法
    2. ナノ粒子表面の酸・塩基特性 – H+の授受をどう捉えるか?
      - 酸でもあり電荷でもあり -
    3. 酸・塩基特性評価法 (電位差滴定法) を活用した高感度品質管理法
      - 具体例を用いて -
    4. 粉体の濡れ性 (親溶媒性) の支配因子と種々の評価手法
  4. 多検体遠心沈降法を用いた粉体の表面特性評価
    1. 多検体遠心沈降法の概要
    2. 多検体遠心沈降法による評価例
  5. NMR溶媒緩和法を用いた粉体の表面特性評価
    1. パルスNMR溶媒緩和法を用いた湿式比表面積測定
    2. パルスNMR溶媒緩和法を用いた微粒子/溶媒界面状態評価

会場

ドーンセンター
540-0008 大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
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受講料

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