ヒューマンエラーによるトラブルが発生すると、要領・ルール等を強化して反省を迫り、言われたことしかやらない「考えない集団」を生み出し、見事に「負の連鎖」を繰り返してしまいます。この「負の連鎖」を断ち切るためには、人間活動の根源となる人的側面に光を当て改善の知恵が日常化する組織風土を形成しなければなりません。そのためには人間が保有している「良くした」との「善なる思い」に働きかけ「わくわく」感を生み出す「人間重視の仕組」が必要になります。
本セミナーでは、人間の内発的な要因である「意欲」や「やりがい」を採り上げ、「簡単に実践できて効果が絶大」な「今まで体験したことのなかった仕組」を提供いたします。「難しい仕組」は構築しても実践が難しく、「簡単に出来る仕組」は直ぐに実践が可能になります。受講いただいて、「気に入った内容」を即、現場で実践いただけるよう「楽しい演習」を多く採り入れ、具体的な実践方法を会得できる「実践型セミナー」内容に致します。
講師はSI分野で日本初のCMMレベル5を達成した経験者で、IT系システム開発&運用分野を専門としますが、本セミナーには過去、IT系以外の製造系、化学・プラント系、運輸・輸送系、企画・教育・事務系等多分野の多くの方々にご参加頂き、高評価を賜っております。
- 第1章 ヒューマンエラーと人間重視
- 何故ヒューマンエラーが繰り返されるのか?
- 失敗の構図と負の連鎖を断ち切る鍵
- 従来手法でエラーを防ぐことは出来るのか?
- 第2章 失敗を繰り返さないための「人間力の醸成」
- 「失敗の構図と改善活動」
- 失敗の構図と負の連鎖
- 演習1:「失敗を繰り返す人々」
- 品質改善とヒューマンファクター
- 品質改善と人間重視
- 「わくわく」感と人間力醸成の構図
- 第3章 ヒューマンエラー防止のための「動機付け」ワークショップ
- ヒューマンエラーと人間関係
- 演習2「トラブルと人間関係」
- 「心理学的な知恵」と人間関係の向上
- 人を動機付けする (動かす) コツ
- 「人を動かすには?」
- 組織的活動に人を動かすコツ
- 「動機付けする」ケーススタディ
- 演習3:「ケーススタディ:動機付け」
- 組織的活動に人を動かすコツ (再発防止策①)
- 失敗した際の部下の指導法
- 演習4:「コーチング」診断
- メンタリングとコーチング (注)
- 第4章 エラー防止のための「リスクマインド醸成」ワークショップ
- 「リスクマインドの醸成」ケーススタディ
- 「問題管理」と「リスク管理」の相違
- 演習5:「ヒューマンエラーとリスクマインド」
- エラーを防止するコツ (再発防止策②)
- 「リスク管理の仕組」事例
- 「リスク意識の高い集団」
- 人を動かす「リスク管理」の仕組事例
- リスクマインドの醸成 (再発防止策②)
- 第5章 エラー防止のための「品質マインド醸成」ワークショップ
- 「ミスを誘発させない」ための「品質マインドの醸成」
- 「ミスを誘発させない」ための動機付け
- 演習6:「ヒューマンエラー防止と改善の知恵」
- 「わくわく」感を生み出す「全員参加型改善活動」
- 人を動かす「全員参加型改善活動」の仕組事例
- 品質マインドの醸成 (人を動かす再発防止策③)
- 第6章 失敗を繰り返さないための「具体的な導入方法」
- 第7章 まとめ