再生医療は対象患者用の医療、即ち個別化医療 (テーラーメード医療) であり、従来の医療と同じ発想で医療製品を大量生産するビジネスモデルは成立しない。つまりビジネスモデルが全く異なると考えるべきである。
そこで、先ず個別化医療の性質を理解した上で、再生医療製品の事業性を先ず評価し、この事業性評価に合わせた再生医療ビジネスモデルを作るという作業が必要となる。このビジネスモデルをいかにして収益事業とするか、これが再生医療を医療サービス事業として普及させるための重要課題となる。
本セミナーにおいては再生医療製品の開発、収益性のあるビジネスとして定着させるためのヒントについて私見をのべる。
- 再生医療製品の市場予測
- 再生医療製品開発が進まない理由
- 再生医療製品の現状
- 再生医療へのニーズは本当にあるのか
- 再生医療製品のコストを下げることができるのか
- 再生医療製品の市場・医療環境
- 個別化医療への流れ
- 個別化医療の流れに乗って市場を大きくするには?
- 再生医療製品の高額化問題を解決できるか?
- 高額医療製品を受け入れる医療環境とは
- 再生医療製品は、どのようにすれば日本の社会に受け入れられるのか
- 医療資源の配分の見直しが急がれる現状
- 再生医療製品への課金制度が作れるか?
- 再生医療製品市場への参入の視点
- 自社の持つプラットフォーム、独自技術、アウトソーシング実績、アカデミアとの関係等を基にして、参入するための視点を明確にする。
- 再生医療のニーズがどこにあるかの明確化にできるか?
- 再生医療ビジネスの市場を開拓できるか?
- 再生医療製品を社会に認知してもらうための戦略が持てるか?
- 再生医療製品の治療を実施するための自社の実力レベルはどの程度か?
- 再生医療製品の事業性評価のポイント
- 再生医療事業の現状
- 再生医療事業とは
- 第1世代再生医療製品開発
- 第2世代再生医療製品開発
- 再生医療製品の現状と開発動向
- 再生医療製品の事業化のための視点
- 再生医療製品の開発の方向性の明確化
- 再生医療のどこを見れば事業性を評価できるか
- 再生医療事業を根本的に見直す
- 再生医療事業を客観的に評価するための10項目
- 注目されている再生医療製品を評価10項目で解剖する
- 再生医療製品の10年後の市場予測と事業戦略立案
- 再生医療製品、周辺ビジネスの規制動向・市場動向と今後の展望
- 近未来において、再生医療は医療サービス事業として成り立つか?
- 日本の医療制度と再生医療との関係
- 再生医療製品に対して、何を根拠に課金するか?
- 再生医療に対する課金モデルとしては、以下の3モデルがある
- モデル1:現行の保険制度下での保険申請を目指す再生医療製品
- モデル2:混合診療を目指す再生医療製品
- モデル3:政府援助再生医療を目指す再生医療製品
- 10年後に再生医療事業を収益事業とするために
- 10年後の日本の医療環境予測
- 10年後の医療環境に合わせた再生医療モデル
- 10年後の世界の再生医療市場予測
- 再生医療市場をこじ開ける