事業化プロデューサーとは簡単に言うと、「新たな売上をつくれる人材のこと」です。技術等自社のコンピタンスを理解し、顧客ニーズと結びつけた上で魅力あるビジネスモデルをつくり、そして新規事業創出のマーケティングのできる、エネルギーを持った人材のことです。
企業には、研究開発、企画、製造、営業など各機能の専門人材は豊富に存在しています。しかし、上記のような事業化プロデューサー人材は、必要とされているにも関わらず、育成の仕組みがないのというのが実態です。
本講座は、事業化プロデュースの専門講義、及び事例紹介を通じて、事業化プロデュースの進め方の体系と必要とされる実践的な事業企画の技能の習得を狙いにするものです。
- 事業化プロデューサーに求められる能力
- 新規事業のテーマ探しの本質
- ロジカルシンキングだけではユニークな新規事業は発案できない
- 異業種のことを知る意味は何か
- 新規事業開発についての疑わしい常識
- 成長分野を狙え?
- 飛び地をやるな?
- 変化はチャンス?
- 事業化プロデューサーの基礎知識
- アイデアって何?アイデアの構造が分かればアイデアの使い方が変わる
- 商品って何?商品・サービスの構造が分かれば探し方が変わる
- 潜在ニーズって何?潜在ニーズの構造が分かれば探索の考えからが変わる
- 参入戦略のパターン
- 新規事業の組織心理を理解する
- 新規事業テーマ探索のアプローチの説明
- 新規事業テーマ探索の3つの標準的なアプローチの利点と欠点
- 目的指向のアプローチの概要と全体像
- 新規事業のタネ探しの進め方
- 意外と知らない自社のこと (自社を客観的に知る工夫)
- 新規事業の探索領域 (仮ドメイン) の決め方
- ビジネス構造マップを使って探索領域を絞り込む
- 魅力ある顧客の絞り込み方
- 顧客の声を聞き事業アイデアを修正
- 顧客の声情報の分析の工夫
- 材料、部品、最終製品メーカーによる探索の違い
- 競争力のあるビジネスモデルの立案
- 顧客価値の設計の考え方
- ビジネスモデル立案のポイント
- 事業特性の分析の重要性と進め方
- 競争優位策立案の考え方とつくり方