アルツハイマー病に対しアミロイドワクチンの治験が実施された結果、発病後の投与により老人斑アミロイドの除去には成功したが、病気の進行を抑えることはできなかった。
また、FlurbiprofenやAlzhemed, Dimebon, Semagasestatの治験が失敗した。そこで原点に立ち返って新薬開発のストラテジーを考える必要性が生じている。治療より予防か?
- アルツハイマー病の発症機序
- アルツハイマー病とは
- アルツハイマー病のアミロイド仮説
- 脳の加齢変化とアルツハイマー病
- Aβの産生と機能
- Aβオリゴマー
- 細胞内Aβ
- Aβとtauの関係
- アミロイドカスケードと根本的予防治療薬開発のストラテジー
- 神経伝達物質を標的とする治療薬
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- ワクチン療法の発明とAN-1792ワクチンの治験
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- 組換えウイルスベクターワクチン
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- アルツハイマー病の早期診断法開発の現状と将来展望
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