医療機器企業における設計管理・リスクマネジメント・バリデーション実践セミナー (2日目)

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最近になって、医療機器を米国FDAに510 (k) によって申請した際、設計管理に関して厳格に審査されるようになってきました。多くの企業がFDAから厳しい指摘を受けています。  その理由は、医療機器の回収の過半数が設計問題であり、そのうちの90%までがソフトウェアの不具合によるものであるためです。  医療機器は、たとえ製造が適切であっても、設計に問題があれば安全な医療機器にはなりません。FDAが設計管理を重視している所以です。  さらに、本年2月には、ユーザビリティエンジニアリングのFDAガイダンス“Applying Human Factors and Usability Engineering to Medical Devices”が発行されました。  今後の医療機器設計ではユーザビリティエンジニアリングに関しても重要視されることになりました。  ISO-13485は2016年年2月に改定され、その要求事項はFDA QSRとほぼ比肩されるものとなりました。設計管理に関しては、設計ファイル (FDAのDHFに相当) を作成しなければなりません。いったい、FDA QSRやISO-13485:2016に対応したQMSはどのように作成するべきでしょうか。  ISO-13485:2016においては、リスクマネジメントとしてISO-14971を参照しています。FDAもリスク分析に関して、厳しい要求事項を課しています。 リスクマネジメントは座学では修得することが困難です。  本セミナーでは、具体的なリスクマネジメント実施方法を実習により会得していただきます。

また、バリデーションについても非常に難解です。

  1. 医療機器リスクマネジメント入門
    1. リスクとは
    2. FDAが査察を行う理由
    3. 患者やユーザ (消費者) にフォーカスする
    4. スイスチーズモデル
    5. 「リスク」とは
    6. 航空機はなぜ飛ばせることができるのか?
    7. リスク評価の実際 (R – Map法)
    8. 危害の程度
    9. 発生頻度のゼロレベル
    10. 発生頻度の確率的表現
    11. 許容可能なリスク (「安全」の定義)
    12. 誤使用・不注意事故とヒューマンエラー
    13. 製品の使用条件とリスクアセスメントの範囲
    14. ヒューマンエラーの一般例
    15. どうやって安全にするのか?
    16. 一般的なリスクマネジメントプロセス
    17. ISO – 14971とは
    18. EN ISO – 14971:2012について
    19. リスク分析の具体的な実施方法
  2. ユーザビリティエンジニアリング入門
    1. ユーザビリティとは
    2. ユーザビリティと設計管理の関係
    3. “Applying Human Factors and Usability Engineering to Medical Devices” 解説

会場

三田NNホール&スペース
108-0014 東京都 港区 芝4丁目1番23号
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