軽量・高強度 マイクロラティスの機械的特性およびその造形技術と応用展開

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金属3Dプリンタを使った複雑な部品の造形が急速に進んでいる。構造の軽量化かつ高強度化をはじめ、衝撃吸収・制振にも寄与するマイクロラティスのような複雑な構造にも対応を見せ始め、造形物の特性にも関心が集まりつつある。しかしながら、金属3Dプリンタに代表されるAM技術は本来、これまでの金属加工技術では造形が困難であった機械要素を比較的容易に造形するのに適した技術の1つであり、必ずしも微細な構造を造形するのに特化した技術ではない。それでも金属3Dプリンタを使って精密な構造を造形するには、用途に合った最適な照射条件の選定と得られる機械的特性の把握が重要である。  本講義では金属3Dプリンタを使ってマイクロラティス構造 (直径数100μmの梁を連結したセル構造) を造形するためのノウハウと、得られる機械的特性 (軽量で高剛性・高強度な特性) の評価について、実例を交えながら説明する。  講習会の最後には、簡単なデモ造形を行います。まず、CADで造形モデルを作り、これを金属3Dプリンタに入力して、サンプル造形を行います。一連のデモ造形を通して、より身近に金属3Dプリンタ技術を学んでいただければと思います。

  1. SLM (Selective Laser Melting) の紹介
    • 造形原理
    • 造形可能な材料
    • 造形物の機械特性や形状精度
    • 熱処理の効果 等
  2. SLMを用いたマイクロラティス構造の造形
    • レーザの照射条件と品質との関係
    • 適切なサポートや造形配置 等
  3. マイクロラティス構造の機械的特性評価
    • 様々なユニットセルを有するマイクロラティス構造の剛性や強度をどうやって評価するのかを説明します
  4. 活用例 (研究事例)
    • 衝撃吸収構造としての活用
    • 熱交換器としての活用
    • 制振構造としての応用 等

会場

東京理科大学 葛飾キャンパス
125-8585 東京都 葛飾区 新宿6-3-1
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