この通信講座では、問題解決において、原因究明・最適案選択・リスク管理・課題明確化の正しい手順を解説し、事例と演習を交えて実務で即役立つ問題解決能力を身に付けていただきます。
講座の期間中は、テキストの内容について 何回でも、メールでのご質問に回答いたします。
第1講では、まず本講座の狙いと、私達が仕事の上で何らかの結論を求められる4つの状況を説明します。 次いで、仕事上で、まずいこと、好ましくないことが発生して真の原因が不明、あるいはあれこれ考えられるが今一つ絞りきれない時にどのように思考していったら効率的に真の原因を明らかにすることができるかについて学びます。
あれこれ方法、候補案は考えられるが、どれにしたらよいか迷うような時、どのように思考していったら効率的にベストのものを選択決定できるかについて学びます。
注意深く考察すると予測できる好ましくないことの発生を抑制、あるいは発生したとしてもその悪影響を最小に抑えるリスク管理の手法を学びます。 次いで、錯綜している状況でいったい何が問題で、どれから、どのように取り組んだらよいかを明らかにする問題発見・課題形成の手法を学びます。
「企業とは解決すべき問題の集合体である」と言われます。
例えば、納めた製品に不具合が生じた。機械が故障して製造ができない。低い生産性を何とかしたい。伸び悩んでいる売り上げを何とかしたい。他社の新商品発売にどう対応したらよいか。新機種をうまく立ち上げたい。仕事が沢山あり過ぎてどれから手をつけてよいか分からない…。私達はこうした問題に多かれ少なかれ悩まされています。私達はこうした問題に対して、どうしたらよいかという判断を速やかに下さなければなりません。速やかといっても間違った判断を下すわけにはいきません。正しい判断をスピーディに下すことが求められています。では、判断を下すために私達は何をしているかというと、「考える」という行為を必ずしています。
ところが、私達は学生時代に先生から仕事上で直面する難問にどのように考えていったら間違いのない結論を導き出すことができるかという思考方法を教わったかというと教わったようで教わっていないのが現実です。では会社に入ってから先輩や上司からそのような思考方法を懇切丁寧に教えてもらっているかというとそうでもありません。今回の講座は先生や先輩・上司から教わっていない各種の問題にどのように考えていったら間違いのない結論をスピーディに導き出すことができるかという思考方法を学ぶものです。
ロジカルシンキングといっても哲学の先生が語るようなものではありません。ビジネスの現場で即活かせる実務的・実践的なロジカルシンキングです。
私達が仕事の上で、何らかの結論を求められる状況を大別すると4つに分かれるとして、それぞれの状況に合った固有の思考のプロセスを順を追って学んでいきます。
学び方としては用意されたケースをまず自分の頭で解いてみます。その上でテキストにある解説に目を通して、自分が無駄のない思考をしていたかを確認します。次いで別のケースに紹介された手法を適用して、この手法の理解を深めます。さらにテキストでこの手法の使用上の留意点を頭に入れた上で、演習問題 (添削問題) に取り組みます。ケースは誰もが理解できるような分かりやすいものを用意しています。
通信教育ではありますが集合教育と同等の効果が上がるような工夫をしてあります。
今回の講座で紹介する思考法は問題解決・意思決定の巧みな人達、いわゆる「できる人」、「切れる人」の技術、スキル、ノウハウです。問題解決・意思決定力を身につける早道は問題解決・意思決定の巧みな人達の持っている技術、スキル、ノウハウを真似すればよいといえます。何度でも真似していれば、必ず自分のものになります。「学ぶ」という言葉の語源は 「真似る」ということであり、「習う」という言葉の語源は「慣れる」ということです。 学習し、訓練すれば、誰でも「できる人」「切れる人」の能力を身に付けることができます。
ぜひ、多くの人に受講していただき、そのような能力を身に付けて、日常の仕事に活かしていただきたいと思っています。
1ヶ月目(申込翌月1日) | 第1講 テキスト配本 |
1ヶ月目 月末 | 第1講 演習問題回答締切 (必着) |
2ヶ月目 | 第1講 添削結果と模範解答送付、第2講 テキスト配本 |
3ヶ月目 月末 | 第2講 演習問題回答締切 (必着) |
4ヶ月目 | 第2講 添削結果と模範解答送付、第3講 テキスト配本 |
5ヶ月目 月末 | 第3講 演習問題回答締切 (必着) |
6ヶ月目 | 第3講 添削結果・模範解答送付・修了書送付 |
毎月1日
毎月月末
6ヶ月
テキストを各自学習の上、演習問題を提出していただきます。
指導講師が直接添削し、返却いたします。
質問は、随時メールで受け付けいたします。