(2017年6月16日 13:00〜14:30)
人工知能は、次世代の情報処理技術として現在多くの注目を集め、国策を左右するほどその周囲を取り巻く環境が過熱していますが、産業的活用が十分に進んでいるとは言えません。その原因は、人工知能に対する期待に対して導入コストが想定よりも高く、投資に対する効果が低くなるためと考えられます。 本講演では、人工知能の歴史的な背景から最近の動向を踏まえ、研究開発の現場や事業活動に人工知能を有効に導入するヒントを提示します。
(2017年6月16日 14:45〜16:45)
AIは第4次産業革命の核技術と言われるほど期待が大きくポテンシャルが大きい技術である。しかし話題を集めている新技術ディープラーニングもAI技術の全体像の一部に過ぎず実体が分かりにくい。特に現時点で何が人工知能によって実現可能で何が難しいかの判断がAIの専門家以外には難しいため過剰な期待が社会に生まれ、現時点ではまだ実現が難しい領域に投資を行うことにより失敗を招きAI全体の期待を失望させるという事態も招きかねない。 本講演では、講演者の日本および北米シリコンバレーでの長年のAIの経験を基に、実践的なAIの活用方法について、現時点で何がAIで実現可能か、そのための実用可能な技術の紹介をデモや事例を交えながら具体的に述べる。