本セミナーでは、紫外線・赤外線遮蔽材料について基礎から解説し、紫外線吸収性・透明性と配合との関係について事例を交えて解説いたします。
~紫外線吸収剤とHALSの基礎、最新動向~
(2017年6月12日 10:30〜12:00)
紫外線遮蔽は、以前より非常に注目されておりますが、特に近年380nm付近までのカット要を始め、更に長波長までのカットの要求が多くなってきています。 本セミナーは、従来の紫外線吸収剤とHALS (光安定剤) の基礎的な知識を踏まえながら、注意点や最新動向も含め、どこまでコーティングによる紫外線遮蔽が可能かを解説します。
(2017年6月12日 12:45〜14:15)
亜鉛資源の最新動向から酸化亜鉛の工業的製法・物性・応用に至るまで、酸化亜鉛のすべてを平易に解説します。 特に、機能材料として導電性と光学的性質の関係、赤外・紫外線遮蔽についての仕組みを説明し、応用へのヒントを提供します。ナノ粒子の分散と課題についても概説します。
(2017年6月12日 14:30〜16:00)
高分子の高機能化を目指して、積極的に無機物と複合化する手法が用いられていますが、無機物を直接分散する系では、高分子と無機物の相溶性の関係から不混和になり、均一に分散させることは極めて困難です。高分子にシランカップリング剤を導入することで、双方の相溶性を改善し、その結果、透明でありながら、紫外線や熱線を遮蔽するハイブリッド材料が作製できるようになりました。 本講座では、ハイブリッドの調製条件や材料特性等について紹介したいと思います。