微小領域の粘弾性測定と物性評価

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本セミナーでは、高分子材料の破断面解析について基礎から解説し、豊富な写真事例を用いて破壊要因と対策について分かりやすく解説いたします。

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開催予定

プログラム

第1部 微小領域におけるレオロジー計測とミクロ・ナノ材料物理学

(2017年6月8日 10:30〜12:00)

  1. 弾性、弾塑性、粘弾性の基礎
  2. 粘弾性圧子力学理論の構築
  3. 慣用計装化インデンターを用いたレオロジー計測の特長と問題点・課題
  4. 計装化顕微インデンター開発と圧子力学への適用
    1. 顕微インデンターの計測原理と構造
    2. 粘弾性諸関数の定量
    3. 計測事例
      1. 応力緩和関数の定量計測
      2. クリープ関数の定量計測
      3. 粘弾性Meyer硬度の定量計測

第2部 ナノ粘弾性測定法の原理とその応用

(2017年6月8日 12:45〜14:15)

 ナノインデンテーション法に代表されるナノ力学物性評価の基礎から、その応用技術であるナノ粘弾性法の解析の具体例を挙げながら紹介する。

  1. ナノ力学物性評価への道
    1. 歴史的背景 ~硬さの歴史~
    2. 硬さの理論的解釈
    3. 硬さの物理的意味
    4. 硬さ測定の留意点
  2. ナノインデンテーション法
    1. ナノインデンテーション法の基礎
    2. 測定事例
  3. 球形ナノインデンテーション法
    1. 球形ナノインデンテーション法の基礎
    2. 測定事例
  4. ナノ粘弾性法
    1. ナノインデンテーション法の限界
    2. 粘弾性測定の基礎
    3. 環境制御ナノインデンター
    4. 測定事例
    5. 球状ナノ粘弾性法

第3部 AFMによるナノ粘弾性計測とその事例

(2017年6月8日 14:30〜16:00)

 原子間力顕微鏡 (AFM) によるナノ力学物性計測の基礎知識を習得し、さらにナノ粘弾性計測への発展的拡張手法について概説する。

  1. 原子間力顕微鏡 (AFM) の基礎
    1. フォースカーブ測定
    2. タッピングモードの原理
    3. タッピングモード位相像の原理
    4. 位相像と粘弾性の関係
  2. AFMを用いた物性計測の基礎
    1. AFM弾性計測の原理
    2. ヤング率像と凝着エネルギー像
    3. 物性計測の事例集
  3. AFMを用いたナノ粘弾性計測
    1. ナノ粘弾性計測の原理
    2. 動的弾性率像と正接損失像
    3. 緩和時間像と粘度像

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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