(2017年5月29日 10:30〜12:00)
核酸医薬とは何かについて概説する。まず、現在認可されている核酸医薬についてそれぞれのメカニズムなどについて紹介する。さらに今後有望な核酸医薬の標的についても紹介する。これらの方法論の効率向上を目指した修飾技術についても紹介する。
(2017年5月29日 13:00〜14:30)
銅触媒を用いたアジドと末端アルキンとの付加環化反応 (Copper-catalyzed azide-alkyne cycloaddition; CuAAC) は、様々な機能性分子を簡便に連結できることから、幅広い分野で利用されている。しかし、CuAACで一般的に用いられる条件下では、核酸オリゴマーの酸化的分解が併発するため、配位子を共存させる必要がある。 我々は、配位子不要で室温で効率的に進行し、DNA、RNAを問わず、任意の核酸オリゴマーの簡便標識化を可能とするCuAACを開発した。本講演ではこれらを中心に紹介する。
(2017年5月29日 14:45〜16:30)