(2017年5月29日 9:45〜11:00)
パワーモジュールの信頼性向上には、熱伝導率、熱膨張率のバランスの高い材料として、金属複合ヒートシンクが注目されています。その概要、製品・技術の特徴、応用分野についてご紹介させていただきます。
(2017年5月29日 11:10〜12:30)
当社の高発熱対応の大型ヒートシンクは、鉄道、太陽光発電、変電所、バッテリなど高性能、信頼性を重要視する用途において多くのお客様に使用して頂いております。特にヒートパイプの適用については、当社は40年以上の実績があり、適切な設計提案にて小型、高性能を実現しております。 本講座では、ヒートパイプの原理としてその特徴を、また実施例を通じてその優位性をご紹介いたします。
(2017年5月29日 13:10〜14:30)
近年、環境性能に優れたハイブリッドカーや電気自動車の開発、生産が行われている。これらの自動車にはインバータ制御のモータで駆動している。インバータにはパワー半導体が使われているが、信頼性の観点から駆動時に発生する熱対策が重要な課題の一つとなっている。また、パワー半導体の発熱密度は大きくなっており、今後ますます熱制御が重要になる。 本講座では最新のパワー半導体の冷却技術について紹介し、パワー半導体 (電気・電子機器) の熱制御を行う上で必要な熱設計のポイント、考え方について解説します。
(2017年5月29日 14:40〜16:00)
本講座では、数百W/cm2レベルの高発熱密度電子機器のサーマルマネージメントの考え方について概説する。特に、本格的な量産が検討されている電気自動車や燃料電池車のSiC型車載用インバータ (発熱密度300W/cm2以上) の冷却技術について紹介する。
(2017年5月29日 16:10〜17:30)
最新のパワーエレクトロニクスは、地球環境対策や電力消費削減対策に貢献する技術であり、我が国が世界をリードして行ける分野である。さらに、今後の成長分野として注目されているIoT、AI (人工知能) 、ロボティクスといった最先端分野においてもパワーエレクトロニクス技術が必要不可欠である。パワーエレクトロニクス装置の中核デバイスであるパワー半導体においては、SiからSiC/GaNへ大きな変化が始まっている。 本講座では、パワー半導体の自動車 (EV/HEV) への適用について技術動向と小型・軽量化を実現する放熱・冷却技術について紹介する。さらに、SiCパワー半導体の自動車への適用効果について述べる。