IoT技術を活用した化学プラントの運転・保守の効率化

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プログラム

プロセス分析計の種類・原理と導入のポイント

(2017年5月24日 10:00〜11:30)

 製造工程などでのプロセス分析の意義、サンプル採取点と分析計の設置場所、プロセス分析計の種類と原理、防爆構造の種類、プロセス分析の導入のポイント (特性、インテリジェント化、スマートセンサ) について述べる。

  1. 製造工程におけるプロセス分析の意義
  2. プロセス分析計の種類・原理
    1. サンプル採取点と分析計の設置場所
    2. プロセス分析計の種類・原理
      1. プロセスガスクロマトグラフ
      2. プロセス質量分析計
      3. プロセス用赤外線ガス分析計
      4. ガス分析計
        • 酸素計
        • 水素計など
      5. 液体分析計
        • pH計
        • 導電率計
        • 濁度計
        • 残留塩素計
        • 粘度計
        • 密度計
        • 溶存酸素計
        • TOC計
        • UV計
        • 全窒素測定装置など
      6. 厚さ・水分計
  3. 防爆構造
    1. 耐圧防爆構造
    2. 本質安全防爆
    3. 内圧防爆構造
  4. プロセスへの分析計の適用視点
  5. プロセス分析の導入のポイント
    1. プロセス分析計の特性
    2. インテリジェント化による信頼性向上
    3. アナライザバスによる一括管理
    4. スマートセンサ

第2部 産業オートメーションのサイバーリスクとセキュリティ対策

(2017年5月24日 12:10〜13:40)

 IoT (Internet of Things) や第四次産業革命など情報技術の進展で、産業オートメーションが一般的な情報システムと同様に、サイバー攻撃の脅威に晒されている。産業オートメーションにおけるセキュリティリスクの現状と、その対策について説明する。

  1. はじめに
  2. 産業オートメーションのセキュリティ課題
    1. ビジネス環境の変化
    2. システム・ネットワークのオープン化
    3. 迫りくるIoT時代
    4. セキュリティ対策の現状
  3. サイバー攻撃によるセキュリティリスク
    1. 産業系システムの特徴
    2. 起こりうるサイバー攻撃の脅威
    3. 産業サイバーセキュリティに関する国内動向
  4. セキュリティ対策の進め方
    1. サイバーセキュリティ経営とは
    2. セキュリティマネジメントの重要性
    3. リスクアセスメントによる効果的な対策の考え方
  5. CSMS認証の概要
    1. CSMS認証とは
    2. 認証取得のステップ
    3. 認証取得の効果
  6. まとめ

第3部 ソフトセンサーによるプラントの運転状態推定と製造プロセスの安定化、効率化

(2017年5月24日 13:50〜15:20)

 ソフトセンサーとは何か。ソフトセンサー構築にあたってのデータース管理。ソフトセンサーモデルの切り替え利用。ソフトセンサーの制御への活用などについて触れる。  本講では、オンライン・リアルタイムにプラントの運転状況を把握し、製造物の品質の安定化を図るためのソフトセンサーの構築・運用法についての全般的な知識習得ができる。

  1. ソフトセンサー
    1. ソフトセンサーの役割
    2. 具体例
  2. ソフトセンサーの問題点・課題点
    1. モデルの劣化
    2. データベース管理
  3. 適応型ソフトセンサー
    1. アンサンブルモデルの活用
    2. 動特性の考慮
    3. 実プロセスデータにおける検証
  4. 製薬業界における連続プロセス導入の動き
  5. ソフトセンサーを用いた制御
  6. 医薬品製造プロセスにおけるソフトセンサー
    1. 学習用データが不要なソフトセンサー (IoT)
    2. 波長選択

第4部 製造所横断によるMES階層再構築の取組事例

(2017年5月24日 15:30〜17:00)

  1. 再構築に向けた認識論
    1. 再構築での三つの着眼点
    2. 分化したシステム階層に適うパッケージ製品の選定:ソフトウェア
    3. 製造所統合を支えるICTインフラ整備
    4. システム担当部署の組織運営
    5. 三位一体
  2. 取組状況と利用促進
    1. 経過
    2. 社内事例の列挙
  3. 再構築に対する評価
    1. システム担当部署における定性効果
    2. 利用者へのアンケート結果
  4. 今後の展望
    1. 大規模システムの運用保守と責務
    2. プラント製造現場での人の介在
    3. 知識データとの連携
    4. 実績収集に連なる後続行為の包括的システム化
    5. 製造所運営の統括体制

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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