本セミナーでは、金属材料の水素脆化について基礎から解説し、各種金属材料の遅れ破壊や水素脆性のメカニズム・抑制手法について詳解いたします。
日時
- 2017年6月26日 10時30分〜 2017年6月26日 16時30分
開催予定
プログラム
水素脆化とは水素と応力により材料が脆くなる現象であり、近年、遅れ破壊・水素脆化に対する知見が強く求められています。例えば、環境問題を背景に、輸送機器の軽量化のため材料の高強度化が求められていますが、材料を高強度化するほど遅れ破壊感受性が高まり、突然の破壊が危惧されます。また、水素をエネルギーとする燃料電池システムは次世代エネルギーの主役として期待されていますが、燃料電池自動車のタンクや水素ステーションでは極めて過酷な水素環境で材料が使用される傾向にあり、安全性と信頼性の確立が急務といえます。 本講演では、金属と水素の物理化学的相互作用の基礎を平易に解説し、金属材料中の水素分析方法の特徴・注意点を説明します。また、各種金属材料の遅れ破壊・水素脆性に関する過去および最新の研究、国際的な動向を理解し、最後に抑制に向けた指針を提案します。
- 金属と水素の物理化学的性質の基礎事項
- 金属 (bcc,fcc,hcp) 中の水素の固溶
- 金属表面での水素の吸着、侵入過程
- 金属中の水素拡散
- 金属中の水素トラップサイト
- 水素分析方法の特徴・注意点
- 昇温脱離法
- 水素可視化方法
- これまでの水素脆化メカニズム
- 水素脆性とは
- 水素脆性の特徴
- 内圧説
- 格子脆化説
- 局部変形助長説
- 空孔凝集説
- 金属中の水素存在状態と脆化メカニズム解明へ向けた最近の研究
- 昇温脱離法によるbcc,fcc,hcp金属の水素放出プロファイル比較
- bcc金属 (鉄鋼材料等) の水素存在状態と水素脆化
- fcc金属 (ステンレス鋼、アルミニウム等) の水素存在状態と水素脆化
- 水素脆化メカニズムに立脚した水素脆化抑制指針
会場
受講料
- 1名様: 46,278円(税別) / 50,905円(税込)
割引特典について
- R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
- 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
- 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
- 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)