炭素繊維およびCFRP技術入門と技術動向、用途展開

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プログラム

近年航空機や自動車用構造材料として益々注目されて来ているCFRPについて、CFRPの構成材料 (強化繊維と樹脂) や基本特性 (力学特性、機能性) 、及びCFRP適用時の設計要件、各種成形方法、後加工 (仕上げ加工) 方法、接合・組立など、CFRPに関して理解しておくべき基礎的な情報を解説する。  材料の強化繊維に関しては、炭素繊維の特徴や種類、他の強化繊維との対比、製造プロセスの概要などを、樹脂についCFRP用マトリックスとしての熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の特徴や基本特性の相違点などを、CFRPの設計要件は、異方性材料が本質的に保有する力学的・熱的特性やその様な特性設計上の対応方法などを、成形方法はマトリックス材料別に適用される各種成形プロセスの概要・特徴と生産技術のポイントなどを、後加工方法はCFRPの切断や穴開け加工、研磨などを、接合・組立はCFRP同士や異種材料との接合方法、また自動成形一体化技術など、CFRPに関わる際に基本的な知識として知っておくべき情報・技術を説明する。  また、これまで展開されてきたCFRPの用途の概要紹介と、今後用途拡大が期待されている輸送機、圧力容器、風車ブレードなどはまとめて説明する。さらに、CFRP用途の将来の見通しについても説明する。

  1. はじめに
    1. 炭素繊維の開発経緯
    2. 炭素繊維の世界の生産動向
    3. CFRPの市場動向
  2. 炭素繊維とその基材の特徴
    1. 炭素繊維の特徴
      • 力学特性
      • 機能特性
      • PAN系とピッチ系炭素繊維の特性比較及び適用用途
    2. 炭素繊維と他の材料や強化繊維との比較対比
    3. PAN炭素繊維の基本的な製造プロセス
    4. 中間基材の分類と特徴
      • 二次元基材
      • 三次元基材
      • プリプレグ 他
  3. CFRPの特徴
    1. CFRPと汎用材料の特性比較
    2. 熱硬化性CFRPと熱可塑性CFRPの特性比較
  4. CFRPの各種成形方法の概要、生産技術のポイントと課題
    1. RTM/VaRTM成形
    2. プルトルージョン (PL) 成形
    3. フィラメントワインディング (FW) 成形
    4. プリプレグ・オートクレーブ成形
    5. SMCプレス成形
    6. スタンパブルプレス成形
    7. 射出成形
    8. 押出成形
  5. CFRPの後加工
    1. 切断、切削、穿孔加工
    2. 表面仕上げ加工
  6. 接合・組立
    1. 各種接合方法
      • CFRP同士の接合やCFRPと異種材料の接合
    2. 一体化加工 (各種自動化技術など)
  7. CFRPの用途展開
    1. 用途展開経緯と現状
    2. 主要用途の展開状況
      • 航空機分野
      • 自動車分野
      • 圧力容器
      • 風車ブレードなど
    3. 今後の市場拡大の展望

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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