本講座では、燃料電池自動車に水素を供給するシステムを構成する、燃料電池自動車搭載用、水素ステーション蓄圧器用水素貯蔵用高圧容器の要求仕様、関連する技術基準、各種高圧容器の製造方法、要求仕様、各種高圧容器の設計・開発動向と技術課題について解説する。
- はじめに
- 水素の供給プロセス
- 各種の高圧水素容器
- CFRP高圧複合容器の製造方法
- アルミニュウム合金 (A6061) ライナの製造方法
- ブラスティックライナ (PL) の製造方法
- CFRP 層の製造方法
- 水素の急速充填時の温度挙動
- これまでに実施された各種の高圧水素関連安全性評価試験
- CFPP複合容器への要求仕様
- 各種の試験項目とその目的・概念
- CNGV及びFCV搭載容器用技術基準の比較
- CFRP複合容器の設計上の留意点
- CFRP層の設計
- Type3 ライナ用 アルミニウム合金 (A6061-T6)
- 水素脆化
- Type4 口金用ステンレス
- 水素脆化
- Type4 ライナ用プラスティック
- 低熱伝導率
- 水素透過性能
- 繰返し高圧水素環境下でのプラスティックライナの耐久性
- 水素ステーション用蓄圧器の設計上の留意点
- 水素脆性
- Type1 及びType2 容器の導入事例
- 今後の課題
- 海外の技術基準の動向
- 規制緩和への取り組み
- 鉄鋼材料の蓄圧器用高圧水素容器への適用
- Type4容器用プラスティックライナの耐久性の検証と開発
- まとめ