FMEAの基本と実務に役立つ活用・実施・推進方法

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製品の構成要素から製品全体の改善につなげるFMEAは設計審査や設計に欠かせない手法である。その範囲はDRBFMのような短期開発の手法から、広く未然防止の手法として安全や医療分野への適用が進んでいる。また、最近では安全確保の指針 (厚生労働省) 指針にも活用がガイドされている。一方で、多くの企業でFMEAの形骸化が問題となっている。手法としては理解していても、成果を上げるにはFMEAの狙いと原理の理解と、適切な準備に基づいた実施が必要である。  この講座では初心者から推進者を対象に、理解してほしいFMEAの基本と解析の進め方について実習を交えて説明し、そのポイントを紹介する。また近年見直しが進むFMEAの国際規格 (IEC60812) について、その背景と動向についても紹介する。

  1. 品質の保証とFMEAの役割
    1. 品質の変化と品質保証の難しさ
    2. 「時間依存の品質」と「時点の品質」
    3. 信頼性の基礎知識
    4. ディペンダビリティとは (事例からの教訓)
    5. 設計審査の基本とFMEAが形骸化する理由
    6. 未然防止と再発防止
  2. FMEAの基本と体系的な理解
    1. FMEAをやらない理由/やりたくない理由
    2. FMEAの原理と出来る事/出来ない事
    3. 故障と故障モード
    4. FMEAを成功させるための準備とリソース
    5. FMEAの種類と応用
  3. FMEAの解析手順
    1. FMEAの基本ステップ
    2. 対象の定義と可視化 (信頼性ブロックと機能ブロック)
    3. 故障モードの抽出とその影響解析
    4. FMEAシートと解析の進め方
    5. FMEAの弱点/限界と注意点
    6. 結果の見方
  4. 実務に役立つFMEA
    1. 信頼性設計とFMEA
    2. 設計FMEAの進め方
    3. FMEAのフォームと応用
    4. メンバーの役割
    5. FMEAを用いた改善
    6. いろいろなFMEAとFTAとの関係
  5. FMEA国際規格とその動向
    1. IEC60812/JISC5750-4-3
    2. 改訂の背景と動向
    3. 安全確保の指針 (厚生労働省) でのガイド

会場

名古屋市中小企業振興会館 吹上ホール
464-0856 愛知県 名古屋市 千種区吹上二丁目6番3号
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