医薬分野の特許調査の特許実務の実際・押さえるべき基本

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本セミナーでは、医薬分野の特許調査のノウハウについて解説いたします。
最新のデータベース検索方法、検索結果の評価などを審査基準、判例を踏まえて伝授いたします。

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医薬分野での研究開発では、ますます、知的財産権の保護の重要度が増し、医薬分野の研究開発は、ビジネスのグローバル化に伴い知的財産も世界市場を見て展開することが生き残るための必須要件となっている。
特許出願するときに、知財部員や研究者自ら調査をすることになることも多い。しかし、特に研究者自ら調査を行う場合は、いわゆる学術論文のための論文調査とは異なり、特許特有の手法や評価方法があることを忘れがちだ。論文の数が他の分野に比べて多い医薬分野では、この違いを認識しないと後で大やけどを負うことにもなりかねない。また、遺伝子情報、結晶データ、化学物質などのデータベースを活用することも必要になるが、このような特殊の調査は、他分野の調査の応用が利かないことが多い。
加えて、調査をするときの周辺情報の収集の仕方、論文の読み方など、コツを知らないと見えるべきものが見えなくなることが多い。
特許戦略に欠かせない特許調査は、これからは実務家のみならず、研究開発に携わる人間はもちろん、経営企画部門の人間でも、必須のツールとなってくると思われる。 調査結果の理解には、特許実務を知っておくことが前提となる。特許実務は、審査基準や判決・審決例に大いに影響を受けるところ、医薬発明の審査基準の更新、進歩性、有用性、記載要件等の新判例が日米欧で相次いでおり、これらを呼応して、調査の手法や調査結果の評価手法も変動してきている。
本講義では、検索手法自体は一通り知っているという人を対象に、近時の審査基準、判例等を踏まえた、最新のデータベース検索方法、あるいは検索結果の評価等応用を伝授することを目的とする。

  1. 医薬分野の特許調査で気をつけること ~概論~
    1. 「調査手法は学んだけれど…」「調査はしているだけれど…」 – 何がいけないのか、どうするべきなのか
    2. 医薬分野の知的財産戦略における特許調査の位置づけ
    3. クレーム解釈を学ぶことにより、知的財産戦略を立てられるようになる。
    4. 最新の審査基準、判決・審決を理解して知的財産戦略を立て、それに見合った調査を行い、調査手法の工夫、結果の評価を行う。
  2. 特許調査の手法の俯瞰
    1. 特許庁データベース、NRI、PATOLISなどの利用
      • 調査会社へ依頼
        (外注すべきもの、外注すべきでないもの)
      • 非特許文献調査
        (研究論文調査との違い)
    2. 特許実務を見据えた特許庁データベース、NRI、PATOLISの活用
      • 特許庁データベース、NRI、PATOLISの違い
      • 特許検索式の作成テクニック
        (検索項目の組み合わせ、キーワードの決定…)
    3. 医薬分野における非特許文献調査の実務
      • 非特許文献調査の手段
      • 非特許文献調査で気をつけること
  3. 最近の審査基準・判決・審決からみた、最新の調査実務のあり方
    • 医薬発明の新審査基準を調査実務・知財戦略立案への応用
    • 米国・欧州の近時の判審決例の調査実務・知財戦略立案への応用
    • 日本の近時の判決例の調査実務・知財戦略立案への応用
  4. 医薬の分野別の調査の実際
    1. 低分子化合物の医薬品パイプラインを検索するコツ
      • なぜ特許庁DBやNRI、PATOLISなどでは困難なのか?
      • 特殊な検索式を使ってCASなどのデータベースを使いこなす方法
    2. バイオ医薬、抗体医薬の場合の特許調査のコツ
      • バイオ後続薬 (Biosimilar) も捕らえる検索は可能か?
      • バイオインフォマティクスのツールを使いこなす方法
    3. 海外特許調査の注意点
      • 米国特許調査の注意点
      • 欧州特許調査の注意点
      • アジアでの特許調査の注意点
  5. 特許調査の医薬品研究開発戦略への活用
    • 特許調査の結果から如何に発明を発掘するか
    • 知財部門と研究部門の連携
    • 特許調査とライセンス戦略

※コンフリクトの関係から具体的な相談にはお答えできない場合もございますので、予めご了承ください。

会場

江東区産業会館
135-0016 東京都 江東区 東陽4丁目5-18
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