本セミナーでは、食品、化粧品、医薬品の技術者、研究者向けに、分子レベルからサブミクロン、マイクロ粒子までの医薬品微粒子の調製について詳解いたします。
医薬品のナノ構造体への封入、医薬品結晶のナノ粒子化、医薬品を数ナノサイズの複合体としての 「可溶化」 などは種々の投与経路において有用であり、薬物送達の観点から現在でも幅広い研究が行われている。
サイズダウンによる利点は大きいが、凝集性や安定性の課題も多く、調製法も薬物にあった選択が必要である。
著者のこれまでの研究成果を中心として超難水溶性化合物の有効活用の可能性について解説する。