設備は経年変化するものであり、定期点検と適時保全が欠かせない。しかし、自社に保全部門を有する医薬品企業は少ないため、ほとんどは事後保全 (事故後の処置) になってしまう。設備を毎日扱っている作業者 (運転員) が適切に点検し、最低限の整備作業を行うことで設備トラブルは80%程度軽減できることなど、身近に設備管理法について紹介する。
- バリデーションは継続する
- 品質の継続的確認・改善が必要
- 継続モニタリングする工程 (プロセス) とは
- PIC/S GMP はハードの経年変化に注力 (Re – Qualification)
- 工程変動を知るには
- ベリフィケーションの対象拡大
- 製品品質照査で継続的改善
- 何を見れば問題点 (改善点) が分かるか
- 是正/予防措置 (CAPA) の実施
- 保守点検とリスクマネジメント
- 品質リスクマネジメントの留意点
- 保守点検と運転作業
- 保守点検 (保全) とは
- 6種の保全方式
- 点検のタイミング
- 整備のタイミング
- 保全組織と保全部門の業務
- 設備事故の減少には日常点検が有効
- 作業者 (運転員) が行う保全
- 運転員の日常点検項目例
- 防虫対策の確認
- 校正作業
- 校正の留意点
- 計器の重要度分類
- 保守点検関連文書
- 運転・点検手順書作成上の留意点
- 運転・点検手順書の作成対象例
- 運転操作手順書例