本セミナーでは食品・食品添加物の法規制について解説し、アジア (中国、台湾、韓国、東南アジア、インド) を中心に、国内外の食品関連の規格基準やトラブル事例について詳解いたします。
食品に関わる世界の法規制はコーデックスに統一されつつあるが、食品企業の輸出担当者は相手国の規制の違いを把握する必要がある。特に、食品産業を支える黒子である食品添加物と安全性評価の難しい食物アレルギーの法規制の理解は難易度が高い。学術担当の立場から世界の食品添加物と食物アレルギーの法規制を説明する。 第1部の食品添加物では、日本、中国、韓国、台湾、東南アジア (マレーシア、シンガポール、フィリピン、インドネシア、タイ、ベトナム) 、インドの食品法規制枠組みをコーデックスの個別食品規格の様式に従って説明し、事例紹介として個別食品 (即席めん、炭酸飲料、調理冷凍食品) を各国間で比較する。 第2部の食物アレルギーでは、先進国:日本、アメリカ、EUの法規制を説明した後に、コーデックス、EU、米国、カナダ、豪・NZ、日本、韓国、香港の義務表示品目を比較する。