有機ELディスプレイ製造プロセスの基礎と最近の技術動向

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本セミナーでは、有機ELが本格的に普及するために残された課題とその克服の道筋、低コスト化の条件、今後の展望について解説いたします。

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プログラム

有機ELディスプレイはSamsung Galaxy に搭載されて、スマホ向けディスプレイとして大きな地位を築いた。最新モデルではプラスティック基板を使用した、フレキシブルパネルも登場している。さらに年内にはApple i-Phone にも採用され、市場に投入される可能性が高い。一方、有機EL大型TVは高コストが障害となっているが、性能の高さから徐々に認知されて来ている。有機ELディスプレイは薄型軽量、高画質、フレキシブル化が可能など、優れた特長を持つが、液晶に比べ普及の速度は遅いと言わざるを得ない。なぜか。  本セミナーでは、有機ELディスプレイの基本デバイス構成、使用部材、作製プロセスを解説し、有機ELのディスプレイとしての数々の優れた特長を述べ、最近の技術動向について説明する。有機ELがさらに本格的に普及する為の残された課題とその克服の道筋、低コスト化の条件、将来の夢などをわかりやすく解説する。

  1. 有機ELの基礎技術
    1. 有機ELデバイス
      • 有機ELは有機薄膜積層構造LED
      • 2層構造から多層構造へ、性能大幅アップ
    2. 有機ELの基本特性
  2. 有機ELの基本構成材料
    1. 有機材料
      • 低分子蒸着材料、高分子塗布型材料、さらに低分子塗布型も
    2. 電極材料
      • 低仕事関数陰極材料、透明陽極材料、さらに透明陰極材料
    3. 基板材料
      • ITOガラス基板からフレキシブルプラスティック基板へ
  3. 有機ELの特徴と特殊性
  4. 有機ELの製造工程と製造技術
    1. 有機ELの基本的作成プロセス
      • 基板前処理工程
      • 有機膜の成膜 蒸着と塗布
      • 封止
    2. 有機成膜とパターニング
      • 高精細パターニングが有機EL本格普及の鍵
      • マスク蒸着はどこまで高精細化が可能か?
      • 塗布プロセスの実用化への課題は
    3. 封止プロセスと構成部材
      • 封止に要求される性能
      • 封止は中空構造→密着固体構造→膜封止へ
  5. 有機ELディスプレイ
    1. 有機ELディスプレイの優位性
      • LCD vs OLED
    2. 駆動方式と構成
      • パッシブ型とアクティブ型
      • パッシブ型の構成と特長
      • アクティブ型の構成と特長 駆動の要はTFTバックプレーン
    3. モバイル用小型ディスプレイの動向
      • いよいよi-Phoneが本格採用
      • フレキシブル有機ELパネルの生産プロセス
      • TFTはLTPSかIGZOか
      • フレキシブルを生かしたデザインとは?
    4. 大型有機ELTVの動向
      • 大型有機ELテレビのLCDテレビに対する優位性は?
      • 本格的普及への条件
  6. 有機EL照明の現状
  7. 今後の展望と将来の夢
    1. 現状の課題の整理
    2. 大幅なコストダウンの実現
      • 印刷プロセスの本格導入
      • ロール to ロール プロセス
    3. 真の有機エレクトロニクスへの発展

会場

江東区産業会館
135-0016 東京都 江東区 東陽4丁目5-18
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