環境発電技術 (エネルギー・ハーベスティング技術) は、光、熱 (温度差) 、振動、電波など、環境中に希薄に存在する未利用のエネルギーを電気エネルギーに変換する技術であり、小型電子機器の自立電源として、用途の拡がりが期待されている。
しかしながら、環境発電技術の実用化にあたっては、様々な技術的課題がある。発電技術自体の開発課題に加えて、高効率の電源回路や蓄電技術、低消費電力のMCU、センサー、無線など様々な周辺技術と組み合わせ、用途に合わせたシステム設計をすることが必要になる。
本セミナーでは、環境発電全般の現状及び将来展望を解説するとともに、特に発電技術における技術的課題、並びに普及に向けた事業課題を示し、対策を述べる。
- 環境発電とは
- 環境発電技術・デバイス開発の最新動向と課題、開発の方向性
- 光エネルギー変換技術
- 力学的エネルギー変換技術
- 熱 (温度差) エネルギー変換技術
- 電波エネルギー変換技術
- その他のエネルギー変換技術
- 周辺技術
- 環境発電技術の応用分野の市場動向・普及の実際と環境発電技術へのニーズ
- インダストリー、建物
- ヘルスケア・メディカルケア、見守り、ウェアラブル
- インフラマネジメント、環境センシング、農業
- 自動車・交通システム
- スマートグリッド・スマートコミュニティ、その他
- 自立電源の設計・実装
- 環境発電を活用したアプリケーション設計のポイント
- アプリケーションにおける発電必要量の見積もり
- 環境中のエネルギー量の測定
- 発電技術・蓄電技術の選択
- 電源回路の設計
- 環境発電デバイスを利用した自立電源モジュールの動作試験
- 実環境でのアプリケーション動作試験
- 実装例
- まとめ 環境発電実用化のポイント
- 将来展望と普及に向けた事業課題
- 市場展望
- 事業化の成功例・失敗例
- 課題と対策
- オープンイノベーションの場としてのエネルギーハーベスティングコンソーシアム